ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:マリナ(チーパオ)について(20240825時点)

 未所持。

基本情報

フルネーム 池倉マリナ
役割 STRIKER
ポジション FRONT
クラス アタッカー
武器種 SMG
遮蔽物 使う
攻撃タイプ 貫通
防御タイプ 重装甲
所属 レッドウィンター連邦学園(レッドウィンター事務局)

 イベント「月華夢騒」にて山海経に招かれたマリナがチーパオに着替えた姿。

 いわゆるチャイナドレスバージョンといったところだが、そもそもチャイナドレスは和製英語であり、英語圏ではマンダリンドレスやマンダリンガウンというらしい。また、日本人にとってはなじみ深い(?)チャイナドレスは、本来はモンゴル民族の民族衣装をルーツとし、清王朝中華民国時代に普及した満州服に洋服の要素を取り入れたものらしく、現在の中華人民共和国における主要な民族であり、漢服を民族衣装する漢民族からすると「民族衣装」とは異なる扱いのものらしい。いずれにせよブルアカには関係のない話。

ステータス

HP 38512 攻撃力 3738 防御力 91
治癒力 5981 命中値 105 回避値 1018
会心 211 会心ダメージ率 200 安定値 1320
射程距離 350 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外 S(SS) 屋内

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力は全生徒中68/196位だが、SMG内なら3/18位。その他のステータスの中ではHPが27位と高めで防御力が全生徒中最下位。

 装備はグローブ・ヘアピン・腕時計。

 屋外を得意とする貫通タイプアタッカーとしては他に御坂美琴、ヒヨリ(水着)がいる。毛色の違う御坂美琴はともかくヒヨリ(水着)が目下のライバルとなるか。

スキル

EXスキル:「う、うわああっ!?」
COST:6 敵1人に対して攻撃力の414%分のダメージ/攻撃力の561%分の中毒系持続ダメージを付与(32秒間)

 蜂の巣を蹴飛ばして蜂に滅多刺しにさせるEXスキル。10ヒット、持続ダメージも含めるなら18ヒット。合計倍率は4902%。

 既存の攻撃タイプ:貫通の生徒との比較が下表。

生徒名 期待値 期待値/COST COST 地形
ヒヨリ(水着) 1,042,208 260,552 4 屋外
メル 1,121,030 224,205 5 屋外
ミカ[EX最大] 1,099,291 183,215 6 屋外
マリナ(チーパオ) 948,061 158,010 6 屋外

 倍率そのものは高いのでこの段階ではいい勝負をするだろう……と思いきやそうでもない模様。似たような弱点(会心ダメージ率バフによる上乗せが狙えない)を持つメルにも負けてしまっており、すでに先行きが不安。

 さらにヒマリ・アコとの併用で計算した場合が下表。ちょっと気になったので直近で実装された似たようなタイプのアタッカーであるサオリ(水着)も追加。

生徒名 期待値 期待値/COST COST 地形
ミカ[EX最大] 4,603,493 767,248 6 屋外
ヒヨリ(水着) 3,278,236 819,559 4 屋外
メル 2,133,088 426,617 5 屋外
マリナ(チーパオ) 2,046,454 341,075 6 屋外
サオリ(水着) 5,192,778    741,825 7 屋外

 わかり切った話ではあるがミカ、ヒヨリ(水着)とのパワー差が顕著に。そしてこうやって並べてみるとサオリ(水着)が物凄く強そうに見えてくる。

 コスト6と重く、ダメージの出力までに32秒を要する上に火力もおざなりとなるとあまり楽観視できる性能ではなさそう。

※仮想敵がいつも使っているヌルデータ(いわゆるかかし)ではなくケセドTORMENTの本体(被ダメカットなし)になっていたのですが面倒だし大勢に影響はないので気づかなかったことにします。

ノーマルスキル:「戦術的保温対策!」

35秒毎に、敵1人に対して攻撃力の452%分のダメージ/攻撃した敵が中毒効果状態の場合、自身の攻撃速度を28.8%増加(25秒間)

 敵1人へのダメージに加えて、条件付きで自身の攻撃速度強化も可能なノーマルスキル。

 条件は「中毒効果状態の敵を攻撃した場合」というユニークなもの。幸い自身のEXで中毒効果状態を付与することができる上、EXの持続時間32秒(+モーション時間)に対し、NSのCTは35秒なので無駄が少ない。

パッシブスキル(+):「最後の瞬間まで!(+)」

(攻撃力を612増加/さらに)通常攻撃の射程を200、攻撃力を21.2%増加

 最近よく見かける気がする複合強化タイプのパッシブスキル。元の射程が350のため、200伸びても550とアタッカーとしては若干短め。別にマリナ(チーパオ)に限った話ではないが、大多数のPSの倍率である26.6%から若干減らされてしまっているのでなんとなくもったいない感じがする。

サブスキル:「縦深突破!」
通常攻撃時、中毒効果状態の対象に攻撃力の10.1%分の追加ダメージ

 「通常攻撃時」「中毒効果状態の対象」限定で追加ダメージを発生させるサブスキル。

 マリナ(チーパオ)の通常攻撃は1回あたり4ヒットするため実質40.4%となかなか強力。

 NSと同様、威力の発揮には敵が中毒効果状態の影響下にある必要があるため、自身のEXをコンスタントに発動するか、他に中毒効果状態を付与できる生徒と一緒に編成する必要がある。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 EXはコストの重い単体攻撃で瞬発力も低め。使い勝手がいいとは言えない。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配・クレジット回収はタイプ相性的に適性低め。拠点防衛は対複数戦のため活躍しにくい。

学園交流会

 貫通タイプのアタッカーと相性がいいのは対トリニティ。地形も屋外と噛み合う。ただしトリニティは敵側の回復が非常に手厚く、瞬発力の低いマリナ(チーパオ)のEXでは押し切れないかもしれない。

総力戦&大決戦

 攻撃・防御のタイプ相性的にも、状態異常系持続ダメージとの相性的にも噛み合うのは「ホド」。同ボスは会心発生抵抗値が非常に高いため、マリナ(チーパオ)が比較的優位に立ちまわることができる相手と言える。同様の理由で、「ゴズ」との相性も悪くはない。

 もっとも、貫通タイプには確定会心によって敵の会心発生抵抗値を無視でき、火力自体も申し分ないミカがいるため、これらの相手に対してもわざわざマリナ(チーパオ)を起用するかというと正直微妙。

 その他のボスに関しても(というよりなおさら)、ミカやヒヨリ(水着)あたりと比較して、「会心ダメージによる上乗せが期待できない」「瞬発力が低い(ヒマリやアコと相性が悪い)」などの欠点を抱えるマリナ(チーパオ)を敢えて起用するメリットは現状ない。

合同火力演習

 単体アタッカーが活躍するのは「射撃演習」。とはいえダメージの出力に時間を要するマリナ(チーパオ)は不向き。「状態異常系持続ダメージ」に有利に働くような特殊ルールが盛り込まれていない限り安定した活躍は難しそう。

制約解除決戦

 「セトの憤怒」想定の場合、地形はS(SS)で敵攻撃タイプとの相性は等倍。SSの追加ダメージがあるので弱くはないが、そもそも重装甲タイプの開催は今のところ前例がない。

戦術対抗戦

 上あ値以上系持続ダメージは必中のためユウカやミヤコ等の回避タンク対策としては悪くないが、6コストはさすがに過大。

全体的な印象(個人の感想です)

 中毒系持続ダメージEXを軸に、中毒効果状態の敵を攻撃したときに発動するNS、SSを持つ特殊なアタッカー。

 自己完結できる点は優秀だが、要となるEXの火力とコストのバランスが悪く、NSとSSのためとはいえあまり積極的に使いたい性能ではないのが辛いところ。幸い、中毒系持続ダメージを持つ生徒は他にサヤ、ジュリ、ミドリ、サヤ(私服)がいるため、これらの面子と組み合わせてみるのも一興かもしれない。特にサヤは20秒毎に発動するNSで20秒間中毒系持続ダメージを付与できるので相性が良い。

 とはいえ、編成を歪めてまで採用したくなるポテンシャルがマリナ(チーパオ)にあるかといわれると、現状では甚だ疑問。

 攻撃タイプは異なるが、似たようなデザインで地形相性・防御タイプも同一のサオリ(水着)が実装されたばかりなので、状態異常系持続ダメージ持ちの生徒が活躍できるコンテンツの追加に期待したいところ(ヒビキ(応援団)とシグレが滅茶苦茶活躍できるコンテンツとかが来てくれると嬉しいのだが……)。