ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ノア(パジャマ)について(20241230時点)

 当然未所持。記事を作成していたら爆死した時の記憶がよみがえってきた。

基本情報

フルネーム 生塩ノア
役割 STRIKER
ポジション MIDDLE
クラス アタッカー
武器種 HG
遮蔽物 使う
攻撃タイプ 貫通
防御タイプ

軽装備

所属 ミレニアムサイエンススクール(セミナー)

 「秘密のミッドナイトパーティー オニの手は鐘と共に」にて実装されたパジャマ姿のノア。

 イベントでは超人的な記憶力と分析力でミレニアムからの脱走を図るコユキと先生を幾度も追い詰め、最終的に一番美味しいところをかっさらっていくなど面目躍如の活躍を見せた。ロッカー室での描写はほぼホラー。あと拳銃を「ペーパーウェイトにちょうどいい」と評するのはいかにもブルアカ的。

 貫通/軽装備タイプのSTRIKERはヒフミ、マキ、ネル、アカネ、ノノミ等々計17名とかなり多い。

ステータス

HP 30489 攻撃力 2210 防御力 104
治癒力 5916 命中値 104 回避値 1050
会心 261 会心ダメージ率 200 安定値 952
射程距離 550 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外 S(SS) 屋内

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力2210は全生徒171/204位。そして全アタッカー中最下位(113/113)とかなり厳しい数字。なんなら同時に実装されたユウカ(パジャマ)よりも低い。

 その他のステータスについては特筆すべき点なし。強いて言うとHPや回避値、会心値が高めだが、いずれもノア(パジャマ)の役割やスキル的にはあまり重要なステータスではない。

 装備はグローブ・ヘアピン・腕時計。

 屋外S(SS)の攻撃タイプ:貫通のアタッカーは他にマキ、ネル、ミドリ、チェリノ、メル、御坂美琴、ヒヨリ(水着)、マリナ(チーパオ)となかなか多い上に御坂美琴、ヒヨリ(水着)、マリナ(チーパオ)以外は全員ノア(パジャマ)と同じ軽装備。とはいえノア(パジャマ)に関しては単独で真価を発揮できない性能なので、協働できる生徒が多いのはむしろ好都合か。

スキル

EXスキル:「消灯後はお静かに」/「しっ、消灯します」
COST:5

敵1人に対して、攻撃力の1442%分のダメージ/さらに弱点把握状態を付与(20秒間)
弱点把握状態の敵への攻撃時に、ノア(パジャマ)の攻撃力の33.4%分の追加ダメージ(このダメージにおいては、会心が発動しません)(最大240回まで適用されます)

COST:3

敵1人に対して、攻撃力の1442%分のダメージ/さらに弱点把握状態を付与(20秒間)
弱点把握状態の敵への攻撃時に、ノア(パジャマ)の攻撃力の33.4%分の追加ダメージ(個のダメージにおいては、会心が発動しません)(最大240回まで適用されます)

 運動が苦手とは思えない強肩で枕を投げつけ、敵1人にダメージ+弱点把握状態を付与するEXスキル。さらにEX「消灯後はお静かに」を2回使用すると、後述するNS「お気に入りの枕」によりEXが「しっ、消灯します」に変化。コストが3に低下し、各ダメージ倍率が上昇する。

 「消灯後はお静かに」の時点でも倍率は合計9458%と抜群の値だが、「しっ、消灯します」になると更に上昇し11043%、文字通り桁違いの領域に達する。

 既存の攻撃タイプ:貫通のアタッカーとの比較が下表。

生徒名 期待値 期待値/COST COST EX最大値 地形 備考
ミカ[EX最大] 10,420,663 1,736,777 6 11,714,546 屋外 アコ・キサキ・ハレ(キャンプ)
ノア(パジャマ)[しっ、消灯します] 8,017,216 2,672,405 3 10,045,376 屋外 ウタハ・キサキ・ハレ(キャンプ)
ノア(パジャマ)[平均] 7,060,804 1,629,416 4.33 8,847,118 屋外 ウタハ・キサキ・ハレ(キャンプ)
ノア(パジャマ)[消灯後はお静かに] 6,582,598 1,316,519 5 8,247,990 屋外 ウタハ・キサキ・ハレ(キャンプ)
ヒヨリ(水着) 6,230,072 1,557,518 4 9,557,050 屋外 アコ・キサキ・ハレ(キャンプ)

 「ノア(パジャマ)[平均]」は「消灯後はお静かに」×2+「しっ、消灯します」を3で割り算したもの。

 攻撃力の低さを倍率で補完できており、表だけ見るとミカやヒヨリ(水着)とも渡り合えていて普通に強そうに見える……が、いかんせん弱点把握の仕様がネック。会心ダメージが発生しない短所はキサキの登場により緩和されたとはいえ、カタログスペック通りの火力を発揮するには効果時間内に240回もの攻撃を加える必要があり、手数の多い味方との連携が必要不可欠。必然的に部隊構成がかなり限定される他、要求コストも過大になる。あと安定値が低いせいで会心ダメージに依存しないにもかかわらず意外とダメージの振れ幅が大きい。

 もっとも、弱点把握には「部隊全体の手数を増やす」という副次的効果も期待でき、攻撃回数が関係するギミック対処要員として採用可能というメリットもある(というより現状ではこちらの役割の方がメイン)。部隊構成が限定される点も、相性のいい生徒の獲得・育成に要するコストを無理できるのなら「他の部隊との差別化が図れる(人員の重複が少ない)」と読み替えられなくもない。

 「消灯後はお静かに」から「しっ、消灯します」に変化するとスキルカードのアイコンが差し替えられる他、投げる枕の柄も変わるなど芸が細かい。

ノーマルスキル:「お気に入りの枕」

「消灯後はお静かに」を2回使用時、コスト回復力を803増加(30秒間)/「消灯後はお静かに」を「しっ、消灯します」に変更(EXスキルの使用1回分)

 時間や通常攻撃回数ではなく、EXの使用回数をトリガーに発動するかなり特殊なノーマルスキル。

 効果のうち、コスト回復力に関しては30秒間×803(8.03%)=2.409コスト分、ヒマリ等のコスト回復力増加SS持ちのSPECIALを編成している場合は3.321コスト分。

 EXの変更については割愛。

パッシブスキル(+):「冷徹なる書記(+)」

(攻撃力を361増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 PS/PS+ともに攻撃力を増加。基礎攻撃力が参照される都合上PS+の加算量が悲しいほど低い。

サブスキル:「書記の勘」
通常攻撃10回毎に、貫通特効を88.9%加算(10秒間)

 通常攻撃回数をトリガーに発動し、自身に貫通特効を付与するサブスキル。

 攻撃速度については未所持なのでわからないが、仮に通常衣装版のノアと同程度だと仮定すると10回攻撃するまでに必要な時間は超おおよそで28~29秒? 装弾数は17発なので、2回に1回挟む必要があるリロードを含めれば平均30秒弱といったところか。効果時間はわずか10秒といささか物足りないが、その分倍率は88.9%と強力。

 攻撃タイプ:貫通の弱点特効バッファーは他タイプと比べてやや性能が控えめで、枠の兼ね合いで採用を見送られることも少なくないため、同バフを地力で調達できるのはなかなか魅力ではある。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 ノア(パジャマ)のメインダメージソースである弱点把握は諸々制約が多く、カジュアルな性能が好まれる任務には不適。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配・クレジット回収は攻撃タイプの相性的に不適。

 拠点防衛に関しても単体アタッカーであるため相性は全くよくない。

学園交流会

 地形相性のいいトリニティは防御タイプ:重装甲のエネミーが多く活躍させやすい。

総力戦&大決戦

 最も相性がよさそうなのは攻撃・防御タイプが噛み合っており、なおかつ後半戦で弱点把握の攻撃回数が活きる「ホバークラフト」。これまでメルが担ってきた火力兼手数確保という役割をノア(パジャマ)が担う形となるか。TORMENTのミサイル誘導装置を仮想敵とした両者+ミユとの比較が下表。補助値・バフは三者ともウタハ・キサキ・ハレ(キャンプ)。

生徒名 EX期待値 NS期待値 CT 命中率 会心 地形
ノア(パジャマ)[しっ、消灯します] 7,918,124 0 - 100.00% 64.31% 屋外
ノア(パジャマ)[消灯後はお静かに] 6,501,210 0 - 100.00% 64.31% 屋外
ミユ 1,959,564 667,619 通常攻撃5回毎 100.00% 63.30% 屋外
ミユ 2,547,434 867,906 通常攻撃5回毎 100.00% 63.30% 市街地
メル 3,705,764 472,642 50 100.00% 53.27% 屋外

 単純な火力差だけでなく、効果時間が30秒間のメルに対し20秒間のノア(パジャマ)はキサキや効果時間の短いバッファーとの比較的相性がよいという見方もできるためダメージソースとしての適性が高い。ついでに加えたミユに関しては、コストや追加ダメージの発生回数の少なさ(+効果時間の短さ)から取り回しが良く、NSも強力でアタッカーとしての信頼性に優れる反面、手数要員としては両者に若干劣る、と言った位置づけか。

 その他「ビナー」、大決戦も含めるなら「シロ&クロ」「KAITEN FX Mk.0」もタイプ相性的には候補に入る。いずれも対単体ボス(KAITEN FX Mk.0のカイテンジャーフェーズを除く)であり、シロクロ以外は屋外戦があるためアタッカーの第二・第三候補としてなら選択肢に入り得るかも。また、「会心に依存せずダメージを稼げる」という点では「ホド」や「ゴズ」でも活躍の見込みはあるが、防御面に不安が残る(特に射程が短いせいでサプライズプレゼントの標的になりやすそうなゴズ)。

 単純な火力でミカやヒヨリ(水着)に勝つのは難しい都合上、複数部隊攻略を行なう場合でもミカ・ヒヨリ(水着)を借りれば……と言われればそれまでの話なのだが、キサキという強力かつ唯一性の高いバッファーの登場により、キサキをレンタルしてアタッカーを自前で調達する、という選択肢も生まれ得るのでは、と個人的には考えている(新難易度が来ないとそもそも複数部隊攻略の機会自体がなくなりそうではあるが……)。

合同火力演習

 単体アタッカーが活躍するのは「射撃演習」。ただし弱点把握に関しては味方に依存する→タイムが遅く、コストが重くなりがちなため、攻撃回数が有利に働くルール下以外ではやや使いにくいか。

制約解除決戦

 「セトの憤怒」に関しては敵の攻撃タイプが爆発であるため、高難易度で生き残るのはほぼ不可能な上、ノア(パジャマ)の主要なダメージソースであるEXがほぼ封じられてしまうため絶望的に相性が悪い。

 「コクマー」に関しては、通常状態では対会心ダメージ関連のステータスが非常に高いため、会心に依存しないノア(パジャマ)は相対的にダメージを稼ぐことができるはず。編成人数が多い=手数を確保しやすいのもプラス要素。もっとも、リアクターゲージを減少させることで発動させられる「不離一体の歯車」の効果時間中や、「夜明けを待つ」発動後は打って変わって会心ダメージが非常に有効になるため、総合するとヒヨリ(水着)等に軍配が上がると思われる。敵の攻撃もなかなか苛烈であり、防御タイプの相性が等倍であるノア(パジャマ)が活躍するのは厳しいか。

(正直コクマーはちゃんと勉強していないのでよくわからない。)

戦術対抗戦

 現環境は屋外な上に防御タイプ:重装甲のタンクが席巻しているため相性がよく、必中の弱点把握は回避型タンクにも有効。アタッカーでありながら攻撃力が低すぎてシュンに狙われにくい、というのも面白い要素ではある。とはいえトリッキーな弱点把握が安定して活躍するのは難しいか。射程が短い上に防御タイプ:軽装備でタンク狙いのヒビキやナギサ等の流れ弾をもらいやすいのも不安材料。

全体的な印象(個人の感想です)

 ミユ、メルに次いで3人目となる弱点把握持ちの生徒。奇しくも全員名前が2文字。

 特にメルとは攻撃・防御タイプだけでなく得意地形まで(ついでに武器種も)完全に一致しているため恰好の比較対象だが、攻撃力が高くNSやSS、EXの火傷持続ダメージでも火力を確保できるメルに対して、良くも悪くもEXの弱点把握に特化したノア(パジャマ)の方がだいぶシンプル。そういう意味ではむしろミユの方がコンセプト的には競合するのかもしれない。

 手数要員としてだけでなく、アタッカーとしても優れたポテンシャルを有するものの、使いやすさを踏まえると現状ではミカ・ヒヨリ(水着)に次ぐ3番手という評価が妥当。とはいえ手数を稼ぐ片手間で両者に追随する火力を叩き出せると考えれば十分優秀な部類であり、今後(ノア(パジャマ)と相方となるアタッカーを強化できる)複数対象のバッファーやEX以外で手数を稼げるアタッカーが充実すればさらに評価が上がりそう。弱点把握と同じく会心が発生しない状態異常系持続ダメージが重要な制約解除決戦ボスの「コクマー」を実装してみたり、特に理由もなく非会心ダメージEXを持つチアキを実装してみたり、昨今はアロナちゃんの非会心ダメージに対する関心が高まってきている気がするので、その絡みで出番を獲得する可能性もあり得るかもしれない。まあ当分入手できなさそうので細かいことは知らんけど……。