前に作った記事はミスがあったり会心関連の期待値が未反映だったりと杜撰だったのでこの機に再作成。
基本情報
フルネーム | 姫木メル |
---|---|
役割 | STRIKER |
ポジション | MIDDLE |
クラス |
アタッカー |
武器種 | HG |
遮蔽物 | 使う |
攻撃タイプ |
貫通 |
防御タイプ | 軽装備 |
所属 | レッドウィンター(知識解放戦線) |
レッドウィンター・知識解放戦線に所属する2年生。通常衣装版より別衣装である温泉バージョンの立ち絵が先にお披露目された珍しい生徒だが、実装はさすがに通常版が先となった。
固有武器名は「創作の……苦しみ!」。ハンドガンでありながら1発撃つごとにリロードを要する単発式。
ステータス
HP | 29349 | 攻撃力 | 5854 | 防御力 | 101 |
---|---|---|---|---|---|
治癒力 | 6117 | 命中値 | 108 | 回避値 | 1011 |
会心値 | 270 | 会心ダメージ率 | 200 | 安定値 | 916 |
射程距離 | 550 | CC強化力 | 100 | CC抵抗力 | 100 |
コスト回復力 | 700 | 防御貫通値 | 0 | - | - |
市街地 | B | 屋外 | S(SS) | 屋内 | D |
値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。
HGは攻撃力が低い傾向があるが、メルは全生徒中5位と極めて高水準。会心値も全生徒中3位だが、反面安定値はかなり低い(187/194位)。
装備はシューズ・ヘアピン・腕時計。アタッカーでシューズは致命的……かと思いきや、メルの場合、会心関連のステータスが上昇しても受けられる恩恵はかなり限定的。射程が短く被弾のリスクが高いHGであることを踏まえるとそこまで悪くないかもしれない。
スキル
EXスキル:「最強のアイデア」
COST:5 | 敵1人に対して、攻撃力の173%分のダメージ/攻撃力の329%分の火傷持続ダメージを付与(30秒間)/さらに弱点把握状態を適用(30秒間) 弱点把握状態の敵への攻撃時に、メルの攻撃力の2.5%分の追加ダメージ(このダメージにおいては、会心が発生しません)(最大480発分まで適用されます) |
火傷持続ダメージと弱点把握状態を付与するEXスキル。
合計倍率は4005%に達し、メル自身の攻撃力も相まって極めて高い火力を発揮する。主だった貫通タイプのアタッカーとの比較は下表。
生徒名 | 期待値 | 期待値/COST | COST | 地形 |
---|---|---|---|---|
ヒヨリ(水着) | 1,229,822 | 307,455 | 4 | 屋外 |
ミカ[EX最大] | 1,650,169 | 275,028 | 6 | 屋外 |
メル | 1,208,525 | 241,704 | 5 | 屋外 |
ミユ | 580,178 | 193,392 | 3 | 屋外 |
ミカ | 825,082 | 137,513 | 6 | 屋外 |
そう悪くはない数字ではあるが、メルのEXは火傷持続ダメージ、弱点把握で打点を稼ぐタイプなので、アコ等の会心ダメージ率バッファーとの相性が劣悪。おまけに持続時間が30秒であるため、ヒマリとの相性も芳しくない。さらに火傷と弱点把握は重複させられるわけでもないので、短期間で一気に畳みかけることもできない……と運用にかなり難がある。
そもそもメルに額面通りの火力を発揮させるには、弱点把握の効果が切れる30秒の間に480発も攻撃を命中させなければならないため、ネルやウタハのように手数の多い生徒と組み合わせる必要があり、編成にも制限がかかる。
ただし欠点ばかりではなく、攻撃回数のハードルを越えさえすれば会心ダメージに頼らず安定してダメージを稼げる、手数の多い生徒達の手数をさらに増やせるという強みもある。もっとも安定値によるダメージ自体の振れ幅は当然存在する上、メルの同ステータスは前述のとおりかなり低め。
なお、火傷・弱点把握はいずれも他生徒のEXスキルと上書きの関係にあるため注意。
一応上表の面子にアコ・ヒマリの補助値・EX等を加算したものが下表。
生徒名 | 期待値 | 期待値/COST | COST | 地形 |
---|---|---|---|---|
ミカ[EX最大] | 6,159,652 | 1,026,608 | 6 | 屋外 |
ヒヨリ(水着) | 3,750,310 | 937,577 | 4 | 屋外 |
ミカ | 3,079,824 | 513,304 | 6 | 屋外 |
メル | 2,317,358 | 463,471 | 5 | 屋外 |
ミユ | 1,151,748 | 383,916 | 3 | 屋外 |
今回はコストはバッファー分を合算せず据え置き。こうやって比べると会心バッファーとの相性の悪さが浮き彫りに。強みを十二分に生かせるシチュエーションでない限りメインアタッカーとして環境に居座るのは難しいか。
ノーマルスキル:「妄想は無限大」
50秒毎に、敵1人に対して攻撃力の135.6%分のダメージ/さらに攻撃力の91.1%分の火傷持続ダメージを付与(30秒間) |
倍率ダメージに加えて火傷持続ダメージを付与するノーマルスキル。
合計864.4%とNSとしては破格の性能だが、クールタイムも50秒とかなり長め。
EXの表のうちヒヨリ(水着)を除いた生徒達との比較が下表。
生徒名 | NS期待値 | CT | 地形 | 備考 |
---|---|---|---|---|
メル | 281,092 | 50 | 屋外 | |
ミユ | 424,519 | 通常攻撃5回毎 | 屋外 | |
ミカ[EX最大] | 272,064 | 通常攻撃5回毎 | 屋外 | 追加ダメージ有 |
比較対象が優秀なのはもちろんだが、クールタイムの長さを加味するとそこまで突出した性能ではない。
パッシブスキル(+):「インプット(+)」
(攻撃力を958増加/さらに)攻撃力を26.6%増加 |
PS、PS+ともに攻撃力を増加。
サブスキル:「設定崩壊!」
通常攻撃3回毎に強化弾を発射し、攻撃力の264%分のダメージ |
通常攻撃の回数をトリガーとするサブスキル。
前述したが1発ごとにリロードを挟み、攻撃→リロードで5・6秒ほどかかる。既存の同タイプスキルと比べると倍率は若干低めだが、メル自身の攻撃力が高いため総合的な火力は悪くない。
コンテンツ別の印象(個人の感想です)
任務
単体攻撃で編成の制約も多く時間もかかる。適性×。
指名手配/拠点防衛/クレジット回収
指名手配はタイプ相性的にほぼ出番なし。
拠点防衛は範囲攻撃の独壇場なのでここでも出番なし。
クレジット回収もタイプ等倍な上火力の八期までに時間を要するので相性は悪い。
学園交流会
対ゲヘナは敵防御タイプとの相性が×。
対トリニティは防御・地形の相性がよいので採用の余地はあるが、瞬発力の低さと敵サイドの回復の手厚さがかみ合わなさそうなのが不安材料。
対ミレニアムは敵防御タイプとの相性も地形との相性も微妙。
総力戦&大決戦
タイプ相性が噛み合うのは「ビナー」「ホバークラフト」。
特にホバークラフトは攻撃回数に応じて被ダメージ量デバフを付与できるミサイル誘導装置対策として弱点把握が非常に有効で、地形も屋外と噛み合っている。単に手数を出す、という目的だけなら、状況次第ではあるが他攻撃タイプへの出張もあり得るかもしれない。
また、「ホド」も会心抵抗値が非常に高く、会心発生に頼らずともダメージを稼げるメルとの相性はよい。被ダメージは等倍だがメルは耐久力が高めなので多少の無理は利くはず。
大決戦なら「シロ&クロ」、「KAITEN FX Mk.0」(ロボフェーズ)、「ゴズ」あたりと相性が良いか。
ただし同攻撃・防御タイプであるミカの存在が最大の不安材料。会心ダメージを捨てて火傷と弱点把握で堅実にダメージを稼ぐメルに対し、問答無用で会心を発生させられるミカの方が、会心ダメージ率バフを活用できる分現状では上手な印象。また、直近に実装されたヒヨリ(水着)もアタッカーとしては非常に高いポテンシャルを有しており、この両者を相手に色々と制約の多いメルが正面切って渡り合うのは正直難しそう。
もっとも、見方を変えれば会心ダメージ率バッファーなしでも戦える性能と言えなくもないため、複数部隊での攻略を試みる場合は心強い存在。ただしこちらの方面に活路を見出す場合、同じ弱点把握持ちでかつ愛用品により強化されたミユの姿がちらつく。
合同火力演習
範囲攻撃が強い突破演習・防御演習とは相性×。射撃演習でも瞬発力が低く適性低めな予感。
制約解除決戦
「セトの憤怒」想定の場合、地形は噛み合うものの、敵の攻撃タイプが爆発のため、高難易度での採用は望み薄。そしてそもそも記事作成時点でメルが得意とする重装甲タイプでの開催実績はない。
一応、味方の人数が多い=手数を確保しやすい制約解除決戦との相性自体は良さそうではある。
戦術対抗戦
火傷は必中でメル自身が退場したあとも効果が持続するので、回避タンクキラーとしてはなかなか面白い存在(威力半減のマリナが相手ですら屋外だと火傷部分だけで下限値14万)。とはいえ射程550と防御タイプ:軽装備はネック。バッジが欲しい。
全体的な印象(個人の感想です)
希少な特殊効果「弱点把握」持ちのアタッカー。
とはいえ、弱点把握は「会心ダメージが発生しない」「瞬間火力が低い」「手数の多い味方のフォローが必須」と取り回しが悪く、なかなかに扱いが難しい性能。味方の手数を増やすというメリットもあるにはあるが、純粋なアタッカーとして同攻撃タイプにおける最高位アタッカーであるミカや、屋外戦を得意とするヒナタ(水着)らと比較した場合、パワー不足感は否めない。
そして「手数を増やす」という方面においても、愛用品で大幅に強化されたミユの存在がちらつく。希少価値自体は高いため、今後どこかでひょっこり活躍してくれる可能性はあるものの、今から積極的に入手・育成したくなる生徒ではないというのが率直な印象か。