ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ミカについて(20240812時点)

 未だに告知がないところを見ると今週は何もないのだろうか。前回のNormal3倍はイベント周回に全力投入していて全然回れなかったので個人的には虚無の方が(欲を言えば総決算でも来てくれると)嬉しい。

基本情報

フルネーム 聖園ミカ
役割 STRIKER
ポジション FRONT
クラス アタッカー
武器種 SMG
遮蔽物 使う
攻撃タイプ 貫通
防御タイプ 軽装備
所属 トリニティ総合学園(ティーパーティー)

 パテル分派の代表にして、他校における生徒会に相当する組織「ティーパーティー」の一員。現ホストのナギサとは幼馴染の間柄だが、政治的には対立関係にあるらしく、公私の区別はつけている模様。

 トリニティが舞台となったメインストーリーVol.3「エデン条約編」においては、あっけらかんとした立ち振る舞いとは裏腹に、ストーリーの進行に合わせて立場や先生や他の生徒との関係性が二転三転する複雑な役回りとなった。エデン条約編は1~3章までは補習授業部が、4章からはアリウススクワッドが主役を務めているが、役割を変えつつ全編を通して物語に深く関わっていたミカはもう一人の(あるいはひょっとすると真の)主役と言えるかもしれない。

 性能的には、2周年のタイミングで実装された通算3人目の周年限定募集生徒であり、全攻撃無条件確定会心という規格外のスキルを携えて登場した貫通タイプアタッカー。(愛用品が来るまでは)優秀ではあっても突出した性能ではなかったワカモ、サポーターとして圧倒的な汎用性を誇るものの、自身で火力を稼ぐわけではなかったホシノ(水着)と比較すると、わかりやすく既存生徒とは一線を画するパワーを備えており、周年実装組の隔絶された実力を直感的に先生達に印象付けた生徒、と言えるかもしれない。

 固有武器名は「Quis ut Deus」。ラテン語で「神の如き者は誰か?」という意味らしい。たまにミカの元ネタと言われる天使ミカエルの名も同様の意味を持つ模様。

ステータス

HP 41733 攻撃力 3446 防御力 121
治癒力 5749 命中値 111 回避値 1417
会心 25 会心ダメージ率 200 安定値 1376
射程距離 450 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外 屋内 S(SS)

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力はSMG内でなら6/26位だが、全アタッカー内においては71/109位とそこまで高い値ではない。

 反面、HPは全STRIKER中21/133位、回避値は2位と耐久面のステータスが非常に優秀。ちなみに会心値25は断トツで最下位だが、サブスキルの効果で全ての攻撃に確定会心効果が付与されるため実質的なデメリットはないに等しい。

 装備は帽子・バッジ・腕時計。先述したとおり高い基礎ステータスに加えてバッジが装備でき、後述するSSの被ダメージ減少効果もある。射程が450と2番目に短いカテゴリで、被弾のリスクも相応に高いためこの頑丈さは心強い。

 バッジ持ちのタンク+アタッカーにしては耐久面が優秀なチェリノ、ネルとの比較が下表。

生徒名 HP 防御力 カット率 実質HP① 被ダメージ量減少 実質HP② 回避値
ミヤコ 152028 530 131.80% 200372 36.10% 272706 1762
ユウカ 121022 841 150.46% 182089 0.00% 182089 2529
ツクヨ 143588 149 108.94% 156424 0.00% 156424 1757
ミヤコ(水着) 126018 157 109.42% 137888 0.00% 137888 2724
マリナ 122906 148 108.88% 133820 0.00% 133820 2891
アツコ 112816 151 109.06% 123037 0.00% 123037 3747
ミカ 85509 121 107.26% 91716 12.20% 102905 1867
チェリノ 78619 107 106.42% 83666 0.00% 83666 1531
ネル 73461 96 105.76% 77692 0.00% 77692 1928

 ミヤコの被ダメージ量減少はEX使用時のみのためこの表ではやや過大評価。さすがに本職と比べるのは酷だが、アタッカーとしては十分すぎる数字。

スキル

EXスキル:「Kyrie Eleison」
COST:6 敵1人に対して攻撃力の1540%分のダメージ(対象の現在のHPに比例してダメージが1~2倍に変更)(対象の敵HPが多ければ多いほどダメージが大きくなります)

 敵の残HPに応じて威力が変動するEXスキル。ヒット数は合計11発で、ダメージについては最後の一撃の占める割合が約5割と非常に大きい。最大時の倍率は3080%

 主な貫通タイプアタッカーとの比較が下表。今回は全員アコ・ヒマリで計算。

生徒名 期待値 期待値/COST COST 地形
ミカ[EX最大] 7,279,587 1,213,264 6 屋内
ミカ[EX最大] 6,159,652 1,026,608 6 屋外
ミカ[EX最大] 4,479,746 746,624 6 市街地
ワカモ(水着)[NS99%] 4,019,057 803,811 5 最大
ヒヨリ(水着) 3,750,310 937,577 4 最大
カズサ 3,253,169 813,292 4 最大
イオリ 2,587,160 862,386 3 最大

 最大出力だけなら他の追随を許さない圧倒的な性能を誇る。とはいえ戦闘が進むにつれて威力が逓減していくため、可能であれば前半戦に割り当てたいところ。

 また、威力が高い分コストも6と相応。可能な限りフウカ(正月)やウイらのコストを半減するスキルを持つ生徒と併用したい。

 なお、スキル名はギリシア語で「主よ、憐れみたまえ」といった意味らしい。

ノーマルスキル:「星の呼び声」

通常攻撃5回毎に、敵1人に対して攻撃力の169%分のダメージ/ノーマルスキルの発動3回毎に、隕石が落ちて攻撃力の339%分の追加ダメージ

 通常攻撃の回数を発動トリガーとし、さらに3回毎に追加ダメージまで発生するノーマルスキル。ミカの通常攻撃は5回毎にリロードのため、発動までならリロードを伴わない(発動後に結局リロードはする)。実質的なクールタイムは約15秒ほど。

 他の生徒との比較は下表。

生徒名 NS期待値 CT 地形 備考
ミカ 321,530 通常攻撃5回毎 最大 追加ダメージあり
ミカ 106,920 通常攻撃5回毎 最大 追加ダメージなし
イオリ 156,959 25 最大 追加ダメージあり
メル 281,092 50 最大  

 と思ったのだが貫通タイプのアタッカーはダメージを与えるタイプのNSを持っている生徒があまりいなかった……。

 追加ダメージがない場合の威力はさすがに物足りなさを感じるが、回転の早さを考えれば十分優秀といえるスキル。

パッシブスキル(+):「Gloria Patri(+)」

(貫通特効を49.4%加算/さらに)攻撃力を26.6%増加

 どちらも火力に寄与するスキル構成。貫通特効のPS+は確かミカが初だった気がする(弱点特効自体はハルナ(正月)という前例あり)。

 スキル名はラテン語で「栄光」「父」。キリスト教の礼拝等で唱えられる讃美歌(やその祈祷文)の名称らしい。

サブスキル:「Benedictio」
全ての攻撃を確定会心に変更。/自身の与えるダメージ量が24.2%増加、被ダメージ量が12.2%減少

 ミカの代名詞ともいえる3つの効果を備えたサブスキル。

 中でも恐ろしいのが「全攻撃確定会心」。試しにミカに確定会心がなかった場合と比較してみる。

生徒名 期待値 期待値/COST COST 地形
ミカ[EX最大] 1,950,201 325,033 6 最大
ミカ[EX最大] 1,270,260 211,710 6 最大

 という訳でこの確定会心の有無だけで火力の期待値が約1.53倍になるという驚異的な結果に(ミカはステータスの会心値がずば抜けて低いため特に恩恵が大きい)。ちなみにミカにヒマリのEXをかけた際の上昇幅は1.60倍なので、かなり乱暴な言い回しではあるが常時ヒマリのEXが付与されているのに近い効果を得ていることになる。また、味方の会心発生回数を条件とするスキルを持つ生徒との相性も抜群に良い。

 また、確定会心ほどではないもののその他の効果も十分に強力と言える代物。与ダメージ量増加は非常に希少なバフ効果であり、他と重複しにくいためほぼそのまま恩恵にあずかることができる点が非常に強力。さらに被ダメージ量減少12.2%は防御力に換算した場合約200相当(無論防御力と与ダメージ量減少は計算が別枠なのでそんなに単純な話ではないはず……だが面倒なので割愛)のカット率が付与されるため、ミカの高い耐久性がさらに磨きがかかり、本職のタンクを除けばほぼ最高峰といって差し支えない頑丈さを獲得するに至る。

 スキル名はラテン語で「祝福」「賛美」といった意味とのこと。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 対ボス用のアタッカーとして優秀なのはもちろん、難易度次第ではタンク役も十分にこなせる。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配はタイプ相性の都合上よほど人材不足でない限りはさすがに選外か。

 拠点防衛も対複数戦のため相性×。

 クレジット回収に関しては市街地がDの上、ダメージも等倍。神秘タイプアタッカーが育っているのならさすがに出番はない……が、多少の不利ならばはねのける程度の地力はある。

学園交流会

 対ゲヘナは敵に爆発/軽装備が多く相性悪め。地形もD。

 逆に対トリニティは貫通/重装甲の敵が多く地形もAで良好。自身のキャラクターとは裏腹にゲヘナが苦手でトリニティが得意というやや皮肉な結果に。

 対ミレニアムは地形S(SS)だが敵の防御タイプは主に軽装備/特殊装甲のため、神秘タイプアタッカーが育っていないのなら使われるかも、というぐらい。……なのだが、ワカモやシロコ*テラー以外となら普通に張り合えそうな気もする。

総力戦&大決戦

 攻撃タイプ:貫通における不動のメインアタッカーであり、重装甲タイプの総力戦「ビナー」「ケセド」「ホド」「ホバークラフト」の全てにおいて地形を問わず採用されてきた実績がある。大決戦に関しても対複数戦がコンセプトの「ペロロジラ」「グレゴリオ」「クロカゲ」以外は全てねじ伏せることが可能。

 それどころかあまりにスペックが高すぎたがために、最初期の総力戦「ゴズ」にタイプ相性等倍/特効でありながらメインアタッカーとして採用されたというよくわからない経歴の持ち主でもある。

 一応、最近はビナーに特化したカヨコ(ドレス)や、屋外でなら最大火力で勝るヒヨリ(水着)といったライバルとなり得る存在も現れてきてはいるが、確定会心による火力と安定感、そして高い耐久力を持つミカを超える貫通タイプアタッカーは早々現れないと思いたい。

合同火力演習

 単体攻撃が活躍するのは「射撃演習」。アタッカーとしてのポテンシャルは申し分なしのためまず間違いなく活躍する。唯一の懸念材料は命中値の低さだが、仮に相性の悪いルールが来ても試行回数でカバー可能。

制約解除決戦

 「セトの憤怒」想定の場合、地形Aで確定会心により通常攻撃やNSでダメージを稼げるのはプラスだが、被ダメージが特効のためさすがに厳しいか。そもそも重装甲タイプの開催は今のところ前例がない。

戦術対抗戦

 最もよく見かける重装甲タンクに強いが、EXのコストが重い・命中率が悪いと欠点もあり起用はハイリスクハイリターン。地力が高いので弱くはないが、スキル順や命中・回避等運の絡む要素が多い。地形を問わず高い採用率を誇るシュン、ハルナ(正月)、ナギサと相性が悪いのもマイナス。

全体的な印象(個人の感想です)

 全攻撃に無条件で確定会心が付与される規格外のアタッカー。確定会心自体はサオリやユカリ、カヨコ(ドレス)等他に例がないわけではないが、無条件で全ての攻撃に付与させられるのは現状ではミカのみ。純粋に火力への貢献度だけ見ても強力なスキルだが、非会心時のダメージの下振れを気にしなくてよくなるため快適性も非常に良好。

 EXは高コスト高倍率、かつ敵の残HPに比例して威力が上昇するという特徴を持ち、高い耐久力を持つ対ボスに特化した生粋のメインアタッカー。事実、強力なボスを相手にする総力戦やその派生コンテンツである大決戦においては、実装から今日に至るまで圧倒的な実績を収め続けている。攻撃面もさることながら、前述のとおりタンク生徒に追随する高い耐久性を持ち、敵の攻撃タイプを(比較的)気にせず起用できるのも幅広い活躍の一因か。

 昨今ではより攻撃的な性能を持ったヒナ(ドレス)の実装や、先生側の戦力が充実したことによる相対的な総力戦等の難易度低下、屋外限定ではあるが同攻撃タイプでライバルとなり得るヒヨリ(水着)の登場など、以前ほど絶対的な存在ではなくなってきている気もするが、最高峰の実力を持った生徒であることは疑う余地がない。