ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ナギサについて(20240420時点)

 今日の生放送はトリニティ学園祭が来るみたいな風潮がある気がするのだがどうなんだろうか。学園祭って秋では……と思って調べてみたのだが韓国では5月にすることが多いらしい(ただし大学?)。

基本情報

フルネーム 桐藤ナギサ
役割 SPECIAL
ポジション BACK
クラス アタッカー
武器種 HG
遮蔽物 使わない
攻撃タイプ 爆発
防御タイプ 重装甲
所属 トリニティ総合学園(ティーパーティー)

 トリニティ総合学園所属の3年生。他学園における生徒会の役割を担うティーパーティーの一員であり、現ホスト=生徒会長を務めている他、「フィリウス」という分派のリーダーも務めている模様。

 本来は穏健で良識のある人物だが、メインストーリーVol.3「エデン条約編」の前半戦においては諸般の事情で先生及び補習授業部と対立する敵役のような立場にあった。

 予定外の事情・タイミングでホストの座に就任させられたり、いつセイアと同じ目に自分が遭うかわからない状況だったり、後任の(そして唯一の)ホストが政治・外交的手腕に不安のあるミカだったり、エデン条約の旗振り役だった連邦生徒会長が突如失踪したり、他学園の生徒会長が揃いも揃って曲者だらけだったり、信頼していた生徒に疑惑が浮上したりと、精神的に追い詰められていた中で最善手を模索していたと考えると色々と察する部分はある。

 固有武器名は「ロイヤルブレンド」。唯一の攻撃スキルであるEXではもっぱらりゅう弾砲が用いられるため、ゲームプレイ中での出番はない。

 以前の立ち絵では常に椅子に座って紅茶をたしなんでいたため、どこにでも椅子と紅茶を持ち込んでいる疑惑が浮上していたが、実装に伴い立ち絵が変更され、椅子・ティーセットとの着脱や自立が可能になった。

 もっともいくつかのスチルでは、シャーレやサンクトゥムタワー内であるにもかかわらずなぜか自前の椅子に座って紅茶をたしなむ姿が描写されている。

ステータス

HP 18177 攻撃力 3896 防御力 361
治癒力 9228 命中値 759 回避値 977
会心 202 会心ダメージ率 200 安定値 1132
射程距離 1000 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外

屋内 S(SS)

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 HPこそ全生徒178名中175位、SPECIAL57名中56位とかなり控えめだが、その他の補助値に参照されるステータスは攻撃力10/57位、防御力21/57位、治癒力11/57位と軒並み高水準。また、HGでありながら命中値がAR並に高いのも嬉しいポイント。

 補助値としてはHP3772(51位)、攻撃力690(12位)、防御力98(7位)、541(21位)でやはり優秀。強いて言うとネックレスを装備できないため基礎ステータスの割には治癒力が低め。

 装備は帽子・バッグ・腕時計。

スキル

EXスキル:「Time On Target」
COST:3 円形範囲内の敵に対して、攻撃力の772%分のダメージ/敵が軽装備の場合、攻撃前に防御力を40.2%減少(15秒間)

 範囲ダメージに加えて、対軽装備限定で防御力デバフを付与するEXスキル。合計20ヒット。

 他のSPECIAL範囲アタッカーとの比較は下表。

生徒名 ダメージ(非会心・中央値) ダメージ(会心・中央値) ダメージ/COST COST 地形
ナギサ[対軽装備] 163,443 572,452 190,817 3 屋内
ミノリ[COST7] 457,086 1,115,294 159,327 7 最大
ナギサ[対軽装備] 125,726 440,348 146,782 3 屋外
ミノリ 222,969 544,045 136,011 4 最大
ナギサ[対軽装備] 100,580 352,278 117,426 3 市街地
ユズ(メイド) 188,234 533,799 106,759 5 最大
ミユ(水着) 108,957 360,421 72,084 5 最大
モエ 154,611 287,383 71,845 4 最大

 モエはベンチマークになるかなと思って何となく入れた。

 範囲の大きさもあるので一概には言えない(とはいえナギサは範囲の大きさも及第点)が、威力に関しては文句なしで、コストも3と非常に使いやすい。雑魚処理用として使う分には理想的な性能。

 さらに対軽装備の場合、防御力デバフまで付与できる。というわけでEX(並びにEXに連動する他スキル)で防御力デバフを与えられる生徒達との比較が下表。

  倍率 持続時間 COST 対象
ナギサ 40.2 15 3 範囲
ノア 40.5 40 3 単体
ヒヨリ 30.1 30 3 単体
ヒヨリ(アリウス3人) 51.6 30 3 単体
カスミ 33.5 25 4 範囲
シロコ(水着) 34.2 30 3 単体
ミネ(対中型) 32.5 40 4 範囲
レイサ 11.4 25 3 範囲
アカネ 37.7 30 2 単体

 全員ではなく恣意的に抜粋。

 対軽装備限定という軛があるとはいえ、倍率・コストは申し分なし。ちなみに範囲を対象に取れる防御力デバッファーの中では最も高い倍率を誇る。唯一の懸念点はやはり持続時間が短いことか。発動する際はなるべくコストを貯めて後続の生徒とともに集中攻撃を浴びせたい。

ノーマルスキル:「Afternoon Tea
50秒毎に、HPが最も低い味方1人に対して治癒力の279%分の回復/対象がトリニティ総合学園に所属する生徒の場合、治癒力393%分の回復

 50秒毎に味方1人を回復するノーマルスキル。

 とりあえず類似のスキルを持つ生徒との比較が下表。

生徒名 治癒力 回復倍率 回復量 CT
ナギサ[NSトリニティ] 10826 393 42546 50
アコ 15227 245 37306 45
ナギサ 10826 279 30204 50
コハル 18450 153 28228 20
アル(ドレス) 9137 151 13796 50
ミドリ 6640 147 9760 25

 治癒力では劣るもののスキル自体の倍率が高く、クールタイムの長さを差し引いても十分優秀な数値。対トリニティ生限定で回復量が上昇する効果はおまけ程度に考えておいた方がよさそう。ちなみにナギサと同じ攻撃タイプ:爆発のトリニティ生STRIKERはスズミ、アズサ、コハル、ウイ、ミネ。

 なお、効果発生時のロールケーキのビジュアルがランダムに変化する他、ミカに命中すると専用エフェクトが発生するなど芸が細かい。

パッシブスキル(+):「Pride of Tea Party(+)」

会心ダメージを3800増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 どちらも火力増強に寄与するPS/PS+。

サブスキル:「Noblesse oblige
爆発タイプの味方の会心ダメージ率を24.2%増加

 爆発タイプの味方に対してのみ作用する希少なサブスキル。

 タイプ限定で効果を付与するSSは弱点特効を除けば他にアカネ(バニーガール)、カンナのみで、会心ダメージ率増加にいたってはナギサのみだった気がする。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 コストパフォーマンスの良い範囲攻撃EXが非常に使いやすい。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配においては、特に学園ボーナスの乗る屋外においては余地あり。拠点防衛についても地形相性が噛み合っているため、等倍相手であっても十分な威力が期待できる。

 クレジット回収は適性なし。

学園交流会

 対ゲヘナは軽装備の生徒が多いものの地形相性が微妙。市街地を得意とする爆発タイプの生徒は強力な面子が揃っているため、ナギサを敢えて採用するメリットは薄いか。対トリニティは事実上対ヒフミ専用。対ミレニアムにおいてはモモイ、ミドリ、コトリを除去するサブアタッカーとして活躍できそう。

総力戦&大決戦

 爆発タイプが活躍する「ヒエロニムス」「KAITEN FX Mk.0」「グレゴリオ」についてはいずれにおいても活躍が見込める。特に「ヒエロニムス」については防御力デバフが有効な他、紫聖遺物を破壊しつつヒエロニムスに防御力デバフを付与できるので非常に便利。NSの回復もありがたい。地味なところでは手数の多いEXで調度品を巻き込むことで会心発生回数を稼ぎ、ココナのNS発動を早めるという用法も見られた。

 カイテンロボに関してはEXのヒット数がちょうど20回なのでTormentのシールドを破壊するのに重宝するが、トキ(バニーガール)やネルもいるため必須という訳ではない。グレゴリオにおいてはSTRIKERが活躍しにくくSPECIALの範囲アタッカーの価値が相対的に上がる、防御力デバフが有効であるなど相性が非常に良い。ただしInsane以下の難易度はギミックを無視してアルやアカリ、ヒナ(ドレス)で粉砕できるらしいので、あくまでTormentでの活躍がメインとなる。

 その他では、かつては等倍でありながら総力戦「ケセド」の雑魚処理要員として活躍した実績がある。現在はより適性の高いマコトが登場したため最適編成からは外れてしまったが、大決戦でならまた出番があるかもしれない。他の大決戦では防御力デバフが有効な「ビナー」「ペロロジラ」「クロカゲ」あたりでの活躍が見込めそう。

 また、爆発タイプは低コスト範囲アタッカーの層が意外と薄いので、「ゴズ」の前半フェーズにおける雑魚処理要員としても活躍できるかもしれない。

合同火力演習

 範囲攻撃が活躍するのは「突破演習」「防御演習」「護衛演習」。

 ただし突破演習においてはSTRIKERにバフを付与する戦法の方が優位か。

制約解除決戦

 同コンテンツ唯一のボスである「セトの憤怒」に対しては、範囲攻撃、防御力バフ、単体回復のいずれも有効とはいいがたく、現状のままだと活躍は難しいかもしれない。赤雷球破壊(瞬発力がないので間に合うかは微妙)や補助値とSSでのサポート目的での起用ならあり得るか。

 防御力デバフ持ちという特徴が被っているシロコ(水着)と制約解除決戦の相性がかなりいいのも不安材料。

戦術対抗戦

 コストパフォーマンスのよいEXが後衛処理用として非常に優秀。ムツキ(正月)を仮想敵にした各地形ごとの結果が下表。

生徒名(HP) EX非会心 EX会心 NS非会心 NS会心 命中率 会心 地形
ムツキ(正月)(66074) 26864/36750 75760/103639 0/0 0/0 100.00% 42.96% 市街地
ムツキ(正月)(66074) 33581/45939 94700/129549 0/0 0/0 100.00% 42.96% 屋外
ムツキ(正月)(66074) 43655/59720 123110/168414 0/0 0/0 100.00% 42.96% 屋内

 なぜムツキ(正月)かというとバッジ持ちで重装甲アタッカーとしては頑丈なイメージがあるから。実態は知らない。

 いずれの地形でも会心発生に頼ることにはなるが、期待値的には悪くない数字。より耐久性の低いイオリやハナコ(水着)であれば問題なく処理できそう。

 また、即効性の低さに目を瞑れば対抗戦最強格の軽装備タンクであるマリナ対策としても悪くなく、NSである程度持久戦にも対応できるなど非常にそつがない。

 持久寄りの編成を使用することが多い自分としては、良くも悪くも安定感のあるナギサより、爆発力のあるユズ(メイド)やミノリの方が相手にいると嫌な印象。

全体的な印象(個人の感想です)

 補助値とSSによるサポート、EXによる範囲攻撃と防御力デバフ(+手数)、NSによる回復と、あらゆる点が高水準でまとまっている万能型のSPECIAL。

 クラスはアタッカーだが、ダメージディーラーというよりは範囲攻撃による露払いや(範囲)防御力デバフによる火力補助、NSによる耐久支援等、幅広くこなせるサポーターという印象。アコ・ヒマリあたりにはさすがに及ばないものの、生徒全体で見れば非常に幅広い活躍が見込める部類であり、対軽装備タイプの総力戦全てに一定以上の適性を持つことがその証左と言える。

 敢えて(総力戦メインで)不安要素に触れるならナギサと同じく3コストで防御力デバフ付与が可能で、なおかつ(単純な互換関係にはないとはいえ)より強力なNS・SSを持つシロコ(水着)の存在が挙げられるか。無論「3コストで防御力デバフができるSPECIAL」以外の共通点はほとんど存在しないので差別化は容易だが、1部隊攻略が主流になってくると枠争いは厳しくなることが予想される。

 また、今後しばらくは爆発タイプアタッカー争いの中心に座すであろうヒナ(ドレス)と相性の良いフウカ(正月)の重要性が増したのも気になるところ。

 ハレ(キャンプ)やアル(ドレス)のようなアコ・ヒマリと互換性のある生徒が登場し、SPECIAL枠にも以前と比べれば多様性がもたらされたといっても、結局は「アコ・ヒマリを除いてでも採用したい生徒」という更に狭い枠を争っているに過ぎないという見方もできる。ナギサが強力な生徒なのは事実だが、存外楽観はできないかもしれない(まあでも普通に器用な生徒なので堅実に活躍し続けてくれそうな気はする)。