ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ムツキ(正月)について(20240114時点)

 常設化された限定実装生徒達の今後の復刻タイミングが気になる。ショップに神明文字を並べている以上全く復刻しないということはないとは思うが……。

基本情報

フルネーム 浅黄ムツキ
役割 STRIKER
ポジション BACK
クラス

アタッカー

武器種 MG
遮蔽物

使わない

攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 重装甲
所属 ゲヘナ(便利屋68)

 ムツキの正月バージョン。

 神秘/重装甲のSTRIKERはムツキ(正月)を含め11名。タンクのナツとハルナ、ジュンコ(正月)、カホを除くと概ね範囲アタッカー寄り。

ステータス

HP 22122 攻撃力 5027 防御力 406 治癒力 5811
命中値 104 回避値 190 会心 209 会心ダメージ率 200%
安定値 1328 射程距離 750 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 市街地 屋外 S(SS) 屋内

 値は★5・Lv87の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力5027は全生徒中10位、MG内では堂々の1位。反面、他のSTRIKERのMGと比較するとHP・防御力・回避値の耐久関連のステータスがやや低水準。

 装備はグローブ・バッジ・腕時計。グローブはMGの短所である命中値を補えるし、バッジはヘアピンと比較して耐久関連のステータスを大幅に強化してくれるため非常に優秀な並び。

スキル

EXスキル:「迎春のシンフォニー」

COST:2

アーチ型範囲内の敵に対して、攻撃力の302%分のダメージ

 花火を飛ばして広範囲を攻撃するEXスキル。5回HITする。

 アーチの範囲はヒナやモモイのような扇形範囲から手前の部分を切り取ったようなイメージで非常に広い。自身に近すぎる場所には攻撃できないものの、積極的に接近してくるような敵と戦うシチュエーション以外ではほとんどデメリットにならない。

 同じ神秘/重装甲で範囲攻撃を得意とする生徒達との比較は下表。

生徒名 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 ダメージ/COST COST 地形
ムツキ(正月) 79,586 182,335 91,167 2 最大
コハル(水着)[対中型] 139,125 242,081 80,693 3 最大
チセ 176,638 307,351 76,837 4 最大
コユキ[銃弾] 145,152 252,566 63,141 4 最大

 今回は大決戦Tormentの実験用オートマタを仮想敵として比較(くまロボの方がよかった?)。

 威力はさすがに低いものの、コストパフォーマンスは優秀。相手にもよるが(実験用オートマタのHPは120618)最低限雑魚処理を任せられる程度の火力はあり、この水準のEXを2コストで放てるというのは範囲アタッカーとしては非常に魅力的。

ノーマルスキル(+):「小悪魔のコーラス」

50秒毎に、直線範囲内の敵に対して攻撃力の315%分のダメージ。保有している「小悪魔」が6個の場合、169%分の追加ダメージ

 手持ち花火で直線状の範囲を攻撃するノーマルスキル。

 追加ダメージが発生した場合の倍率は484%。有効範囲はかなり遠くまで届く反面、横幅はそれほどでもないので範囲攻撃としての役割を期待するのは少々厳しい。また、クールタイムが50秒とかなり長い。

パッシブスキル(+):「もっと楽しい遊び方!(+)」
(防御貫通値を684増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 目を引くのはPS+で解放される防御貫通値。敵の防御力から純粋に684をマイナスするという仕様なので、防御力が684に近い敵ほど効果がある(=防御力が684より極端に低い敵及び極端に高い敵には効果を発揮しにくい)傾向がある。

 試しに防御力82の実験用オートマタ、防御力7000のペロロジラ、防御力700のクロを仮想敵とし、防御貫通値684の有無でダメージ差を比較したものが下表。

仮想敵 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 上昇率
実験用オートマタ(PS+なし) 58437/75853 133883/173784 100.00%
実験用オートマタ(PS+あり) 61313/79586 140470/182335 104.92%
ペロロジラ(PS+なし) 11790/15305 23476/30472 100.00%
ペロロジラ(PS+あり) 12801/16616 25487/33083 108.56%
クロ(PS+なし) 43178/56046 85968/111589 100.00%
クロ(PS+あり) 60730/78829 120914/156950 140.65%

 先述のとおり防御貫通値に近い防御力を持つクロに対しては40%もの火力向上が見込める反面、防御力の低い実験用オートマタ、逆に著しく高いペロロジラに対しての有効性はかなり低下する模様。特にペロロジラ等、もともと防御力が高いボスは難易度が上がるにつれ防御力も上昇する傾向があるため、対ボス用という観点で見ればそれほど有効なスキルではないかもしれない。

 もっとも、この減算処理はデバフ後の数字に対して行われるらしく、防御力の高い敵については、防御力デバフと併用することでより高い効果を発揮できるようにはなる。

サブスキル:「小悪魔のキュートな企み」
Exスキルによって攻撃を3回当てる毎に、「小悪魔」を1個獲得(56秒間)(「小悪魔」は最大6個分まで保有が可能で、効果が重複)。「小悪魔」1個につき、会心ダメージ率を4.1%増加

 EXを命中させることで特殊効果「小悪魔」を取得するサブスキル。

 上昇値は4.1%×6個で最大24.6%。条件の「Exスキルによって攻撃を3回当てる」は若干ハードルが高そうに感じるが、実際には敵1体につき5回命中判定が発生する(+確か遮蔽物を巻き込んでも命中扱いになる)ため、対象が複数いれば最大まで重複させることは比較的容易。

 効果時間も56秒と長く、積極的にEXを使用できる条件下でならかなり優秀なスキル。また、NSの追加ダメージとも関連している。

コンテンツ別の所感(個人の感想です)

任務

 低コストの広範囲アタッカーとして非常に優秀。なんなら等倍の対軽装備にも連れていける。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配・拠点防衛は攻撃タイプとの相性が微妙。クレジット回収に関しても単体火力タイプの方が適性が高い。

学園交流会

 複数攻撃よりも対単体攻撃が重宝される傾向があるので適性低め。

総力戦&大決戦

 基本的に低コストで雑魚処理を担えるのが最大の強みなので、雑魚処理フェーズのある「ケセド」「ゴズ」とは相性が良い。

 また、「グレゴリオ」に関しても、Tormentの時点では防御力が1000とPS+の防御貫通値との開きが比較的少ないため適性はありそう。

 そのほか、範囲攻撃の出番がある「ペロロジラ」「クロカゲ」での採用もなくはないが、どちらもTorment時点で7000もの防御力を誇るため、枠があったとしてもあくまでスキル回し兼サブアタッカーとしての起用になると思われる。

合同火力演習

 範囲アタッカーが活躍するのは「防御演習」「突破演習」「護衛演習」。

 ただし「防御演習」に関してはスイーパーたちが積極的に近づいてくるため少々使いにくい(移動スキル等でタンク等を前方に押し出せば対処可能)。「護衛演習」に関しても(前回のステータスを引き継ぐとするなら)敵の回避値が高いので少し安定性に欠ける。

 とはいえスキル回し要員としては地力の高い生徒なので、3部隊のうちのいずれかには食い込めそうではある。

戦術対抗戦

 低コスト広範囲のEXが後衛処理用として非常に優秀。

生徒名(HP) EX非会心 EX会心 NS非会心 NS会心 命中率 会心 地形
シュン(38046) 30656/39793 61037/79228 49132/63775 97822/126976 100.00% 56.87% 屋外
シュン(38046) 23581/30610 46952/60945 37794/49058 75248/97674 100.00% 56.87% 屋内
イオリ(43393) 15327/19896 30518/39614 24565/31887 48911/63488 100.00% 56.87% 屋外
イオリ(43393) 11790/15305 23475/30472 18897/24529 37624/48837 100.00% 56.87% 屋内

 支援値やSPECIALのSSが加算されていないので参考程度だが、前シーズンでの屋外では軽装備のシュンやハルナ(正月)に対して滅法強く、高い採用率を誇っていた印象。逆に今シーズンの屋内では運が絡むため、シュン・ハルナ(正月)の台頭につながっているのかもしれない。

 NSも出は遅いものの、ムツキ(正月)を編成する=相手の後衛を倒しやすい=長期戦に持ち込みやすいため意外と活躍するシーンがある。反面、対回避タンク性能は控えめで決定力には欠けるため、回避タンク対策を他に用意するか、ヒーラーを入れて長期戦に強い編成にしたい。

総合的な所感(個人の感想です)

 実装されてから2年以上が経過してなお、雑魚処理要員としては最高峰の性能を誇る範囲アタッカー。

 NSはSSに、SSはEXに関連するため、基本的にはEXを積極的に使用することで実力を発揮するタイプ。EX自体も使いやすいため、ストレスなく運用することができる。特に実装当初は神秘タイプの範囲アタッカーが少なかった(そもそも神秘タイプが少なかった)ため、使い勝手の良いムツキ(正月)は非常に重宝されていた。

 ただしかつての実績に関しては、STRIKERの枠が空いた際に、消去法的にコストの安いムツキ(正月)が採用されていたという側面もあり、神秘タイプの生徒の充実や、強力なサポーターであるウイやカヨコ(正月)やハレ(キャンプ)、範囲防御力デバフを得意とするカスミやキキョウなど、明確な役割を持つ生徒の台頭に伴い、今後は出番を失っていく可能性がある。

 ブルアカにおいてはメインアタッカーや強力なバフ・デバフ等を有するサポーターが編成の中核を担う傾向があり、ムツキ(正月)のようなサブアタッカーの評価は最終的には低くなりがち。とはいえ現在でもコストの低さと攻撃範囲はトップクラスであり、雑魚処理に関しては一線級の実力を持つため、そちらの方面では息の長い活躍が見込めるはず。余裕があるのなら入手・育成したい生徒。