ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ミユについて(20240506時点)

 唐突なキララ実装?にはびっくりしたがエリカは来ないのだろうか。

 20240507_ゴズの攻撃タイプを勘違いしていたので修正しました。

 20240517_こっそり追記。

基本情報

フルネーム 霞沢ミユ
役割 STRIKER
ポジション BACK
クラス サポーター
武器種 SR
遮蔽物 使う
攻撃タイプ 貫通
防御タイプ 軽装備
所属 SRT(RABBIT小隊)

 廃校が決まったSRTのRABBIT小隊に所属する1年生。部隊内のコールサインは「RABBIT4」。自己肯定感が低く、度を越したネガティブ思考の持ち主で、同僚である小隊員にすらしばしば存在を忘れられるほど影が薄い。よくゴミ箱に入っている。

 一方でエリート揃いのSRTに入学する、メインストーリー最終編で腕前をヒナに称賛される、同編エピローグでの描写など、狙撃手としての素質自体はかなり高いことがうかがえる。とはいえまだ経験不足なためか、狙撃以外の場面では凡ミスをすることも。固有武器名は「RABBIT-39式小銃」。

 貫通・軽装備の組み合わせはミカを筆頭にマキ、ネル、チェリノ、メル、カヨコ(ドレス)など多方面に優秀な面子が揃う。このうち市街地S(SS)はミユとカヨコ(ドレス)のみ。

ステータス

HP 22682 攻撃力 3680 防御力 103
治癒力 5967 命中値 948 回避値 189
会心 210 会心ダメージ率 200 安定値 1888
射程距離 750 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 S(SS) 屋外

屋内

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力3680は全生徒中67位。一応サポーターとしては高い部類だがSTRIKER・SRだと25名中19位であまり高いとは言えない数値。ついでにHP・防御力・回避値は111・102・111位と概ね低水準(後者二つは正直あまり影響はないが)。

 愛用品名は「サッドバニーポット」。装備すると攻撃力が1500上昇。ミユの主要なダメージソースである「弱点把握状態」は会心が発生しないため、純粋に火力を伸ばせる攻撃力増は非常にありがたい。

 装備はグローブ・ヘアピン・腕時計。

スキル

EXスキル:「小心者の観測」
COST:3 敵1人に対して、弱点把握状態を付与(10秒間)
弱点把握状態の敵への攻撃時に、ミユの攻撃力の30%分の追加ダメージ(このダメージにおいては、会心が発動しません)(最大120発分まで適用されます)

 敵1人に対し、「弱点把握状態」という特殊効果を付与するEXスキル。

 弱点把握状態は現状ではミユとメルのみが付与可能な特殊効果で、重複は不能(NS+とは枠が違うので重複可能)。状態異常と同じで必中である反面、会心が発生しないが、手数を増やせるという副次的な効果も期待できる。合計倍率は30%×120回で最大3600%

 適当に抽出した生徒との比較が下表(愛用品追加済み)。

生徒名 ダメージ(非会心 ダメージ(会心 ダメージ/COST COST 地形
カズサ 678,376 1,519,564 379,891 4 市街地
メル 1,397,840 1,472,712 294,542 5 屋外
ミユ 813,758 813,758 271,252 3 市街地
イオリ 288,907 704,935 234,978 3 市街地
メル 1,075,262 1,132,856 226,571 5 市街地
ミカ[EX最大] 550,597 1,343,457 223,909 6 市街地
ミユ 625,968 625,968 208,656 3 屋外
カヨコ(ドレス) 149,435 911,086 182,217 5 市街地
ミユ 500,774 500,774 166,924 3 屋内

 バフは自己バフのみ。得意の市街地でならなかなか悪くない数字。ただし会心が発生しないのでバフ等による伸びしろは低めで、最終的な火力は劣る。かつ10秒間で120回攻撃という割と無茶な条件を満たさなければならないため、ある程度専用の編成を組む必要がある。

ノーマルスキル:「予期せぬ角度からの一撃(+)」
通常攻撃5回毎に、敵1人に対して攻撃力の283%分のダメージ

通常攻撃5回毎に、敵1人に対して攻撃力の424%分のダメージ/さらに弱点把握状態を付与(5秒間)

弱点把握状態の敵への攻撃時に、ミユの攻撃力の29.5%分の追加ダメージ(このダメージにおいては、会心が発動しません)(最大50発まで適用されます)

 NSの時点では通常攻撃回数がトリガーのダメージスキルだが、NS+になると弱点把握状態を付与できるようになる。倍率は29.5%×50回で1475%、通常のダメージ部分も合わせれば1899%

 適当なNSとの比較が下表。

生徒名 NSダメージ(非会心 NSダメージ(会心 CT 地形
ミユ 429,257 682,492 通常攻撃5回毎 市街地
ミユ 330,198 524,994 通常攻撃5回毎 屋外
イズナ 127,381 422,513 通常攻撃6回毎 市街地
ミユ 264,158 419,995 通常攻撃5回毎 屋内
ミカ[EX最大] 147,568 360,069 通常攻撃5回毎 屋内
ミカ[EX最大] 90,811 221,580 通常攻撃5回毎 市街地

 会心ダメージでの伸びしろが期待できないにしても十分魅力的な数字。とはいえ5秒間で50回攻撃という条件をコンスタントに達成するのは至難なので所詮カタログスペック。

 なお、ミユの装弾数は5発なので通常攻撃5回→NS→リロードで1サイクルになる。秒数はPS+開放済み(Lv.10)の状態で実測してみたところ約11秒→約2.7秒→約2.5秒でだいたい16秒程度?

 結構な頻度で発動するため、過度に意識せずプラスアルファぐらいの感覚で活用する程度でいいのかもしれない。

パッシブスキル(+):「深呼吸(+)」

(攻撃速度を2660増加/さらに)会心ダメージ率を26.6%増加

 会心ダメージ率増加自体は優秀なPSだが、ミユに限ってはEX、NS+ともに会心ダメージが発生しないため相性が悪い。PS+に関してはNS(+)とのシナジーがある。

サブスキル:「狙撃用の特殊弾」
リロード時、会心ダメージ率を36%増加(13秒間)

 自身の会心ダメージ率を増加させるサブスキル。

 効果自体は増加倍率もそこそこ、効果時間・クールタイムの間隙も短く優秀なのだが、PS同様主要なダメージソースであるEX・NSとの相性が悪い。NSに間に合うかはかなりぎりぎり(というか間に合わない?)。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 テクニカルなスキル構成のため適性低め。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配・クレジット回収は攻撃タイプ相性的に適性なし。

 拠点防衛に関しても対複数戦との相性が悪く、適性なし。

学園交流会

 対トリニティは重装甲の生徒が多いが、前提条件が厳しいミユを敢えて起用するメリットはない。

総力戦&大決戦

 攻撃/防御タイプが噛み合うのは「ビナー」「ホバークラフト」。大決戦まで含めると「シロ&クロ」「KAITEN FX Mk.0」。

 上記の面子の中では特に「ホバークラフト」と相性が良く、EX・NS+によって付与できる弱点把握状態で味方の手数を増やすことができるので、対ミサイル誘導装置用としての出番が見込める。

 純粋にアタッカーとして見た場合、愛用品によって大幅に強化されたとはいえ会心ダメージによる上乗せが望めない以上、最上位のアタッカーと比べるとまだまだ火力不足。また、通常の編成では当然120(50)回という攻撃回数を満たすことは不可能なため、ウタハ(愛用品前提)やネルなど、手数の多い生徒を組み込んだ専用の編成で臨む必要がある。

 ただしこの点に関しては、裏を返せば他の編成と競合しにくいという見方もできるため、頑丈で1部隊だけでは倒しきれない敵や、前半後半でギミックが異なり、複数部隊で攻略することが主流の敵、またはタイムアタックではなくあくまでクリアが目的の場合の手数の一つとしては、意外と魅力的な選択肢になり得る。もっとも2凸までは自前と助っ人のミカでぶん殴った方がだいたい手早そうではあるが……。

 また、「会心が発生しない」ことを逆手(?)にとり、会心発生抵抗値(力? 率?)が高く会心が出にくい「ホド」や「ゴズ」戦に起用するという手もある。ホドに関してはダメージが等倍なので攻撃の緩いフェーズ(道中のピラー処理等)に組み込んだ方が無難。また、ゴズはタイプ相性が悪いので、実際のところ起用の目は薄いかもしれない(ワカモのようにそこを乗り越えて起用されている生徒もいるにはいるが……)。

合同火力演習

 単体火力が真価を発揮できるのは「射撃演習」。手数系のギミック処理や、仮に会心関係のステータスが高い場合の対応はもちろん、愛用品の追加でかなり火力が上がったので普通に主力でも使えるかもしれない。きっちりクリアするのなら3部隊編成が必須なので前述の「編成が競合しにくい」という特徴も活きる、かも。

制約解除決戦

 NSは割と強そうではあるが、現状のボス「セトの憤怒」は攻撃タイプ:爆発なので少なくとも上位難易度でのミユの起用は厳しい。人数が多い=手数を増やしやすい同コンテンツと弱点把握状態の相性自体はいいはずなので残念。意外と次の重装甲セト用に弱点把握状態持ちのSPECIALや特殊装甲STRIKERが来たりすると面白いかもしれない。

戦術対抗戦

 弱点把握状態によるダメージは状態異常と同じく必中(だったはず)なので、回避タンクとの相性が非常に良い。コストも軽めでNSの出も早い部類。とはいえ、あくまでタイミングが噛み合ってくれればの話。手数が出せて対抗戦でも割と強いウタハやネル(バニーガール)あたりと組み合わせるのは面白そうではあるが、基本的にはAUTO戦闘には不向きなはず。

 一応主だった回避型タンクへの予想与ダメージ量をまとめたものが下表。

生徒名(HP) EX非会心 EX会心 NS非会心 NS会心 命中率 会心 地形
ユウカ(121022) 461720/540846 461720/540846 189176/221595 189176/221595 49.23% 52.27% 市街地
アツコ(111975) 318496/373078 318496/373078 130494/152857 130494/152857 21.35% 62.48% 市街地
マリナ(122906) 159511/186846 159511/186846 65354/76554 65354/76554 28.89% 52.27% 市街地

 ミユ・タンクともに補助値未算入。

 運の要素が大きめなのは否めないとはいえ、ユウカ・アツコあたりには実は結構有効な対抗手段になりそう? 軽装備なのでハナコ(水着)あたりが怖いが、市街地のマップ次第では試す価値がある気がする。

 20240517_ついでに追記。ウタハ、アヤネ(水着)が強い他、市街地戦ならアルはもちろんシュンでも多少時間をかければユウカを始末でき得るため、わざわざミユを使う意義はやっぱり薄いかもしれない。

全体的な印象(個人の感想です)

 クラスはサポーターだが、実態は弱点把握状態で味方にダメージを稼いでもらう変則アタッカー。

 実装当初は条件の厳しさに比して得られる火力が見合っておらず、スキル構成もちぐはぐなため、長らく不遇な立場に身を置いていたが、愛用品によって圧倒的な手数を得たウタハという相方の登場でだいぶ使いやすくなり、さらに弱点把握状態と相性のよい総力戦ボス「ホバークラフト」の実装されたことで現在では強豪とはいかないまでも、一定の評価を得ている印象。

 さらに今回、愛用品の追加で課題だった火力も改善。依然トップクラスのアタッカーには及ばないものの、なかなか侮れないダメージを稼ぐことができるようになった。弱点把握状態の癖の強さを長所ととるか短所ととるかは個々の先生の事情やケースバイケースだが、個人的には攻撃/防御タイプが同じミカとうまく差別化を図りつつ、割とちょうどいい強さの生徒になった気がする。

 また、同じ弱点把握状態の使い手であるメルについても、(屋外でも)手数・火力ともに十分拮抗するぐらいの性能にはなった。

20240517追記分

 大決戦市街地ヒエロニムスでミユが活躍している、と聞き試算。カヨコ(ドレス)はほぼほぼビナー専用機なので今回は除外。

生徒名 EXダメージ(非会心・中央値) EXダメージ(会心・中央値) EX期待値(適当) NSダメージ(非会心・中央値) NS(ダメージ(会心・中央値) NS期待値(適当) 命中率 会心 地形
ミユ【ヒマリ・ウタハ】 1,534,663 1,534,663 1,534,663 809,534 1,287,108 1,117,473 100.00% 64.48% 市街地
ミユ【ヒマリ・ウタハ】 1,180,510 1,180,510 1,180,510 622,719 990,083 859,595 100.00% 64.48% 屋外
ミカ[EX最大]【ヒマリ・フウカ(正月)】 1,002,312 3,230,655 3,230,655 165,316 532,846 308,395 100.00% 38.93% 市街地
ミカ[EX最大]【ヒマリ・フウカ(正月)】 1,378,179 4,442,151 4,442,151 227,309 732,664 424,043 100.00% 38.93% 屋外
カズサ【ヒマリ・アコ】 962,490 3,736,290 2,946,588 0 0 0 100.00% 71.53% 市街地
カズサ【ヒマリ・アコ】 592,302 2,299,255 1,813,285 0 0 0 100.00% 71.53% 屋外

 エアプとはいえいい加減安定値を無視し続けるのはよくないと思い実験的に中央値で計上。期待値(適当)は非会心時と会心時に会心率をかけただけなので本当に適当。

 正直記事作成当初は会心ダメージの上乗せが期待できない時点でトップ争いは厳しいと判断し試算すらしていなかったのだが、いざ比べてみると想像以上に火力が出せる。前提条件がバラバラなので単純に数字だけ比べることはできないものの、コスパを考慮すれば少なくとも市街地ではミカに勝てそうな上、カズサ相手でもNSの性能差でなかなかいい勝負ができそう。自身+雷ちゃんズ用にコタマやイブキを使う意義も出てくる(=ヒマリを他の編成に回せる)のも魅力。ただしミユ単独では活躍できないため、枠の圧迫が課題。ギミックの多いボスでは真価を発揮しにくいかも。

 愛用品の追加で十分一線級の強さを手に入れたとは思っていたが、まだまだ「ミユは不遇」「会心ダメージが出せない生徒は弱い」「瞬間火力の出せない生徒は弱い」という先入観に囚われていたかもしれない。現状の貫通アタッカーの中ではミカに次ぐ位置にいるイオリ、マキ、カズサあたりのラインに伍するぐらいの実力は十分以上にありそう。TORMENTの次の難易度を見据えるのなら主力アタッカーの一人として育てておきたい生徒。