ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:コユキについて(20240422時点)

 てっきり坂巻先生がカイザー理事になると思っていたが黒服だった。

基本情報

フルネーム 黒崎コユキ
役割 STRIKER
ポジション BACK
クラス アタッカー
武器種 MG
遮蔽物 使わない
攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 重装甲
所属 ミレニアムサイエンススクール(セミナー)

 ミレニアムサイエンススクール所属の1年生。

 初登場は「船上のバニーチェイサー」で、通常衣装よりもバニーバージョンの立ち絵と3Dが先に登場した稀有な例。度重なる問題行動が原因でセミナーから追放された過去を持つが、最終編での貢献が認められたのか無事復職できた模様。

 固有武器名は「マリ・ガン」。元ネタと思われるマリガンはゴルフにおいてティーショットを打ち直せる(非公式)ルール及び、カードゲームで手札の引き直しを認めるルールのこと、みたいな感じだったはず。

 神秘/重装甲の組み合わせは初期組のハルナ、チセをはじめとした12名。重量級のカリン(バニーガール)やヒナタ、低コストで取り回しのよいムツキ(正月)やコハル(水着)などなかなか人材豊富。

ステータス

HP 22818 攻撃力 4828 防御力 418
治癒力 5934 命中値 104 回避値 190
会心 209 会心ダメージ率 200 安定値 1332
射程距離 750 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 S(SS) 屋外

屋内

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力はSTRIKERのMGの中で2/16位、全生徒中でも17/178位と高めの数値。引き換えなのかはわからないが耐久面に関わるHP・防御力・回避値はSTRIKERのMG中いずれも13位と軒並み低水準。言っておいてなんだがまあ多分気にするほどではない。

 装備はグローブ・ヘアピン・腕時計。

スキル

EXスキル:「トリッキーな変数」
COST:4 円形範囲内の敵に対して、爆弾1個を投擲しダメージを与えます。
銃弾:攻撃力の444%分のダメージ
電界:攻撃力の421%分のダメージ
爆炎:攻撃力の398%分のダメージ

 ランダムでダメージが変わる名前の通りトリッキーなEXスキル。攻撃のエフェクトはもちろん、ヒット数も1→3→10と変化する。

 他の神秘タイプアタッカーとの比較は下表。ちなみにSSの攻撃力アップは爆弾の種類に対応させている。

生徒名 ダメージ(非会心・中央値) ダメージ(会心・中央値) ダメージ/COST COST 地形
ムツキ(正月) 84,541 235,957 117,978 2 最大
コハル(水着)[対中型] 148,467 332,567 110,855 3 最大
チセ 187,052 419,001 104,750 4 最大
コユキ[銃弾] 152,958 342,625 85,656 4 最大
コユキ[電界] 143,884 322,301 80,575 4 最大
コユキ[爆炎] 134,999 302,398 75,599 4 最大
シロコ(ライディング) 134,045 300,266 75,066 4 最大

 一言で言えばランダム要素とは裏腹にかなり無難な性能。

 爆炎と銃撃を比較してもダメージ量は13%程度とそれほど大きな差はなく、威力自体も平凡。コストも4と高くも低くもなく、範囲も広い部類ではあるが特筆するほどではない。特徴がなくパッとしないという見方も、癖がなく使いやすいという見方もできる。

ノーマルスキル:「1人だと思いましたか!?」
30秒毎に、敵1人に対して攻撃力の385%分のダメージ、対象の付近に敵がいる場合、付近の敵2体に対して同じダメージ/発動後すぐにリロード

 敵1人+2人の最大3人にダメージを与えるノーマルスキル。ヒット数が40回と非常に多いのが特徴。

 とりあえず適当な生徒のNSと比較。

生徒名 NSダメージ(非会心 NSダメージ(会心 CT 地形
コユキ[電界] 131,237 293,976 30 最大
シロコ(ライディング)[追加ダメージあり] 84,624 189,558 40 最大
チセ 66,734 149,487 25 最大
ムツキ(正月) 135,491 378,157 50 最大
イズナ 127,381 422,513 通常攻撃6回毎 最大
ワカモ 292,424 713,518 25 最大

 我ながら謎の人選ではあるが、CTを加味するとなかなか優秀な数値。

 また、跳弾はシロコのEXと同様敵を撃破した時点で再度抽選を行なうため、配置次第では3人以上の敵を倒すことも十分可能。さらに1人につき40発なので、最大120発という驚異的なヒット数を叩き出せるため、ココナやカヨコ(正月)等が持つ、味方の会心成功数をトリガーとするスキルの発動を強力にアシストできる。

パッシブスキル(+):「ミラクルを信じてますか?(+)」

(攻撃力を792増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 PS/PS+いずれも攻撃力アップ。

 アタッカーとしては無難な構成だが、コユキ自身の攻撃力がMGとしては高めなためPS+による増分も多く、役割的に爆発力より安定性が重視されることを考えると悪くない。

サブスキル:「カオス理論」
Exスキルの発動と同時に、使用した爆弾の種類によって攻撃力を増加(40秒間)
銃弾:攻撃力を29.1%増加
電界:攻撃力を27.5%増加
爆炎:攻撃力を26%増加

 EXと同じくランダム性を持つサブスキル。

 威力の高いEXほど付与されるバフの効力も上がる仕様。

 倍率はそこそこだが持続時間は40秒と長く、なるべく積極的にEXを発動させたいところだが、先述のとおりEX自体にはそこまで際立った優位性はない。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 EX、NSともに対集団ともに相性が良く、適性高め。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配、拠点防衛ともに攻撃タイプ的に適性なし。

 クレジット回収についても対単体火力が重視されるため神秘アタッカーの人員が不足していない限り出番はないか。

学園交流会

 神秘アタッカーが活躍できるのは対ミレニアムだが、どちらかと言えば高火力を出せる生徒の方が重宝される傾向がある。

総力戦&大決戦

 攻撃・防御のタイプ相性が噛み合うのは「ペロロジラ」。コユキ自身も対複数戦を主眼においたデザインなので相性はよい。また、雑魚処理要員の出番のある「ゴズ」の前半戦との相性も良好。ただしどちらも開催地形は屋外・屋内。

 大決戦では対複数戦のある「ケセド」、「KAITEN FX Mk.0」の前半戦、「クロカゲ」あたりか。MGという手数の多い武器種に加えてNSのヒット数も多いので、「ホバークラフト」の後半戦への適性もあるかもしれない。

 ただし、「神秘タイプの範囲アタッカー」というくくりではよりコストの低いムツキ(正月)やコハル(水着)、育成しやすいチセ、コストは重いが火力と範囲も相応のヒナタなど優秀な面子が揃っている。NSのヒット数でカヨコ(正月)やココナをアシストできるのは魅力だが、その点だけでこれらの生徒達に対抗可能かは怪しいところ。一応市街地Sの実用的な範囲アタッカーはコユキとシロコ(ライディング)のみなので、そこに活路を見出せるかどうか。

合同火力演習

 範囲攻撃が活躍するのは「突破演習」「防御演習」「護衛演習」。

 総力戦同様ライバルが強力なため、得意の市街地なら、といった感じか。

 たまにあるヒット数系のギミックにも適性がありそう。

制約解除決戦

 同コンテンツ唯一のボスである「セトの憤怒」に対しては、範囲攻撃、ヒット数ともに重要ではなく、現状敢えて起用するメリットはない。

戦術対抗戦

 範囲が広くコストも及第なEX、跳弾するNSを持ち、後衛を処理する能力はかなり高そう。試しに一番威力の低い「爆炎」、対シュン想定で試算。補助値は双方なし。

生徒名(HP) EX非会心 EX会心 NS非会心 NS会心 命中率 会心 地形
シュン(41597) 48887/63391 109508/141997 47167/61160 105656/137002 100.00% 62.46% 市街地
シュン(41597) 30084/39010 67389/87382 29025/37637 65018/84308 100.00% 62.46% 屋外
シュン(41597) 37606/48763 84237/109228 36282/47047 81274/105386 100.00% 62.46% 屋内

 市街地でならEXはもちろんNSでも撃破できそう? シュンを倒せるならアルも倒せるはずなので、そのあたりの生徒が席巻する環境なら活躍してくれるかもしれない。市街地での遭遇頻度が高くなりそうなハナコ(水着)の攻撃に耐性があるのも魅力。

 一方で対タンク(特に回避型)性能は低い。

全体的な印象(個人の感想です)

 対複数戦を得意とするアタッカー。

 初実装時は12月に正月美食研、1月にミカ、2月にトキ・ナギサというブルアカ史上稀に見る地獄のような限定募集ラインナップの直後、そして復刻となる今回は直後にスイーツ部バンドイベントが発表されるという、何かと限定募集に縁があるタイミングでピックアップされる生徒。

 コユキ自身は対複数戦用というコンセプトに忠実で、かつ性能もなかなか手堅い上、地味に希少な市街地適性や、NSによるヒット数稼ぎという強みもあるにはあるのだが、限定募集の生徒達と比べるといかんせん地味な感が否めない。同攻撃/防御タイプにムツキ(正月)やコハル(水着)等、取り回しの良い範囲アタッカーがいるのも懸念材料。

 「いないと困る」ではなく、あくまで「いると(どこかで)助かる」類の生徒であり、色々な意味で派手なピックアップが立て続く中で率先して入手・育成できる先生は限られてきそう。