ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:メルについて(20230828時点)

 あまり余裕がないので簡潔に。

 20230828_修正。SSの264%がダメージではなく攻撃力バフの項に入っていました……。

基本情報

フルネーム 姫木メル
役割 STRIKER
ポジション MIDDLE
クラス

アタッカー

武器種 HG
遮蔽物 使う
攻撃タイプ

貫通

防御タイプ 軽装備
所属 レッドウィンター(知識解放戦線)

 レッドウィンター・知識解放戦線に所属する2年生。通常衣装版より別衣装である温泉バージョンの立ち絵が先にお披露目された珍しい生徒だが、実装はさすがに通常版が先となった。

 武器種はハンドガンだが、1発撃つごとにリロードを要する単発式。HGでSTRIKERのアタッカーはチェリノ、ヒナタに次いで3人目だが、先達にならって強キャラの地位を確立できるか。固有武器名は「創作の……苦しみ!」。

 装備はシューズ・ヘアピン・腕時計。アタッカーでシューズは致命的……かと思いきや、メルの場合、会心関連のステータスが上昇しても受けられる恩恵はかなり限定的。射程が短く被弾のリスクが高いHGであることを踏まえるとそこまで悪くないかもしれない。

ステータス

HP 28454 攻撃力 5680 防御力 98 治癒力 5986
命中値 108 回避値 1011 会心 270 会心ダメージ率 200%
安定値 916 射程距離 550 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 市街地 屋外 S(SS) 屋内

 値は★5・Lv87の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 HGは攻撃力が低い傾向があるが、メルは全生徒中5位と極めて高水準。会心値も全生徒中4位だが、反面安定値はかなり低い。

スキル

EXスキル:「最強のアイデア
COST:5 敵1人に対して、攻撃力の173%分のダメージ/攻撃力の329%分の火傷持続ダメージを付与(30秒間)/さらに弱点把握状態を適用(30秒間)
弱点把握状態の敵への攻撃時に、メルの攻撃力の2.5%分の追加ダメージ(このダメージにおいては、会心が発生しません)(最大480発分まで適用されます)

 火傷持続ダメージと弱点把握状態を付与するEXスキル。

 合計倍率は4005%に達し、メル自身の攻撃力も相まって極めて高い火力を発揮する。主だった貫通タイプのアタッカーとの比較は下表。

生徒名 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 ダメージ/COST 地形
メル

3,451,492

1,310,475

3,561,818

1,352,364

712,363

270,472

最大
カズサ 638,086 1,110,272 277,568 最大
ミカ[EX最大] 857,263 1,663,092 277,182 最大
イオリ 398,119 772,350 257,450 最大

 強豪揃いと名高い貫通アタッカー達と比較しても圧倒的な火力を誇る……と言いたいところだが、あくまでバフ等を考慮していない素の数値。20230828_値を修正。悪い値ではないが圧倒的というほどではない。

 メルのEXは火傷持続ダメージ、弱点把握で打点を稼ぐタイプだが、いずれも会心ダメージが発生しないためアコとの相性が劣悪。おまけに持続時間が30秒であるため、ヒマリとの相性も芳しくない。さらに火傷と弱点把握は重ねがけができるわけでもないので、短期間で一気に畳みかける運用もできない。

 そもそもメルに額面通りの火力を発揮させるには、弱点把握の効果が切れる30秒の間に480発も攻撃を命中させなければならないため、ネルやウタハのように手数の多い生徒と組み合わせる必要があり、編成にも制限がかかる。

 ただし欠点ばかりではなく、攻撃回数のハードルを越えさえすれば会心ダメージに頼らず安定してダメージを稼げるという強みもある。もっとも安定値によるダメージ自体の振れ幅は当然存在する上、メルの同ステータスは前述のとおりかなり低め(試行回数が多いので結果的にある程度収束はする、はず)。

 なお、火傷・弱点把握はいずれも他生徒のEXスキルと上書きの関係にあるため注意。

ノーマルスキル:「妄想は無限大」
50秒毎に、敵1人に対して攻撃力の135.6%分のダメージ/さらに攻撃力の91.1%分の火傷持続ダメージを付与(30秒間)

 倍率ダメージに加えて火傷持続ダメージを付与するノーマルスキル。

 合計864.4%とNSとしては破格の性能だが、クールタイムも50秒とかなり長め。

パッシブスキル(+):「インプット(+)」
(攻撃力を958増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 PS、PS+ともに攻撃力を増加。

サブスキル:「設定崩壊!」
通常攻撃3回毎に強化弾を発射し、攻撃力の264%分のダメージ

 通常攻撃の回数をトリガーとするサブスキル。

 前述したが1発ごとにリロードを挟み、攻撃→リロードで5・6秒ほどかかる。既存の同タイプスキルと比べると倍率は若干低めだが、メル自身の攻撃力が高いため総合的な火力は悪くない。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 単体攻撃で編成の制約も多く時間もかかる。適性×。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配はタイプ相性的にほぼ出番なし。

 拠点防衛は範囲攻撃の独壇場なのでここでも出番なし。

 クレジット回収もタイプ等倍で時間を要するので相性は悪い。

学園交流会

 対ゲヘナは敵防御タイプとの相性が×。

 対トリニティは防御・地形の相性がよいので採用の余地はあるが、瞬発力の低さと敵サイドの回復の手厚さがかみ合わなさそうなのが不安材料。

 対ミレニアムは敵防御タイプとの相性も地形との相性も微妙。

総力戦&大決戦

 出番がありそうなのは総力戦「ビナー」「ホド」「ワカモ(ホバークラフト)」、大決戦だと「シロ&クロ」「ゴズ」「KAITEN FX Mk.0」。

 攻撃・防御ともにタイプ相性がかみ合うビナーはもちろんだが、ホドも会心抵抗値が非常に高く、会心発生に頼らずともダメージを稼げるメルは好相性。

 大決戦においても、癖は強いもののアタッカーとして優秀なのは間違いないため、広く採用される可能性がある。特にゴズはホドと同様会心抵抗値が高く相性が良い(状態異常が消されてしまうのでそこだけ注意する必要はある)。

 ただし同攻撃・防御タイプであるミカの存在が最大の不安材料会心ダメージを捨てて火傷と弱点把握で堅実にダメージを稼ぐメルに対し、問答無用で会心を発生させられるミカの方が、会心ダメージ率バフを活用できる分現状では上手な印象(全然関係ないがゴリラが「俺はお前が諦めた全てだ」と言い放つCMを思い出す)。Insaneまではほぼほぼ1凸できてしまうので、出番があるとしても2凸目以降の採用となりそう。もっとも見方を変えればアコやフウカ(正月)なしでも戦える性能と言えなくもないため、2番手・3番手としては心強い存在。

 タイプ相性も実装タイミングもばっちりな「ワカモ(ホバークラフト)」でも活躍してくれる気はするが現状不明。20230827にアナウンスされた内容だと特に嚙み合いがよさそうな印象はないのだが……。

合同火力演習

 範囲攻撃が強い突破演習・防御演習とは相性×。射撃演習でも瞬発力が低く適性低めな予感。

戦術対抗戦

 火傷は必中で確かメル自身が退場したあとも効果が持続する(はず。あまり自信はない)ので、回避タンクキラーとしてはなかなか面白い存在(威力半減のマリナが相手ですら屋外だと火傷部分だけで下限値約37.714万ダメージ)。とはいえ射程550はネック。バッジが欲しい。

全体的な印象(個人の感想です)

 強さに負けず劣らず使いにくさが目立つ、個人的には嫌いではない生徒。

 PS以外は全てダメージに関するものなので、EX以外でもダメージを稼げる上、会心周りで稼げない分攻撃力・弱点特効バフが素直に乗るというのも強みと言えば強み。

 とはいえやはりミカの存在が大きく、最適にこだわるなら活躍の機会は多くはなさそう。市街地の適性がS(SS)であればもう少しもてはやされた気がしないでもない。現状最強のバッファーであるヒマリ・アコとの相性が悪いのもかなり手痛い要素で、弱点把握も正直言って使いにくく、ミユのことも考えるともっと手数の多い生徒を実装してほしいところ。

 ただしこれは最適解にこだわった場合の話。ヒマリ・アコと相性が良くないということは、ポジティブに考えれば心置きなく1軍に戦力を費やせるということでもあり、2軍として用いるならなかなか隅に置けない性能をしている。480発のハードルさえ超えてしまえば貫通アタッカーの上位勢と比べても遜色ない火力を秘めているのは間違いないので、控えとして見るならかなり頼もしい存在。「理想的な2・3番手」と言ったところだろうか。

 主要な生徒があらかた所属しており、その上で貫通タイプの層の厚さを求める先生にとってはなかなか魅力的ではある。

 20230828_追記。上記はあくまで攻撃力に264%バフが乗っていた誤った前提での話。多凸で使いたくなる性能という印象は変わらないが、相対的に有利なバフなしかつ、これだけ取り回しが悪くてようやくミカやカズサと張り合えるという程度では正直かなり苦しい。