ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:カズサ(バンド)について(20240512時点)

 ギターだと思ったらベースだった。

基本情報

フルネーム 杏山カズサ
役割 STRIKER
ポジション

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クラス アタッカー
武器種 MG
遮蔽物 使わない
攻撃タイプ 爆発
防御タイプ 特殊装甲
所属 トリニティ総合学園(放課後スイーツ部)

 トリニティ総合学園の1年生、放課後スイーツ部の一員カズサのバンドバージョン。

 バンド内においてはベースとボーカルを兼務する他、服装にも一際気合が入っている……気がする。あと通常勝利時モーションの内股がえぐい。 

 爆発・神秘装甲の組み合わせはヨシミ(バンド)の記事でも触れたので割愛。

ステータス

HP 22990 攻撃力 3810 防御力 421
治癒力 5893 命中値 104 回避値 191
会心 260 会心ダメージ率 200 安定値 1340
射程距離 750 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外

S(SS)

屋内

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力3810はアタッカー99名中53位、STRIKER・MG17名中7位と正直ぱっとしない数値。その他はHP・回避値が低い以外は特筆すべき点なし。強いて言うと会心値260は全生徒中18位だが装備の影響が大きいステータスなので多少高かったところでそれほど嬉しくはない。

 装備は帽子グローブ・ヘアピン・腕時計。

スキル

EXスキル:「歴史的一小節」
COST:3 自身を中心とした円形範囲内の味方の攻撃速度を35.9%増加/さらに、自身に「シュガーラッシュ」を2個付与(40秒間)(最大2個まで)

 自身を含む円形範囲内の味方に攻撃速度バフを付与するEXスキル。

  類似のEXを持つ生徒との比較が下表。

  倍率 効果時間 COST
ミモリ 28 40 3
ミモリ(水着) 31.6 20 3
カズサ(バンド) 35.9 40 3

 数字的には優秀。また、ミモリは良くも悪くも移動が発生し、ミモリ(水着)はSPECIALなので差別化は容易。ただしやはりモーションが凝っている弊害で拘束時間が非常に長い。

 特殊効果「シュガーラッシュ」は後述のSSの発動トリガーとなっているので、本領を発揮させるのなら積極的に撃っていきたいところ。なお、レベルを5に上げるまでは1度のEXで1個しか付与されないので注意。

ノーマルスキル:「ベースチューニング」
35秒毎に、自身の攻撃力を37.2%増加(26秒間)

 自身に攻撃力バフを施すシンプルなノーマルスキル。

 倍率と言い持続時間と言い何とも言えない数字。欲を言うと同時に実装されたバンドメンバー2名と同様、高倍率のダメージ系スキルの方が嬉しかった気がしないでもない。

パッシブスキル(+):「慣れ親しんできた舞台(+)」

(爆発特効を49.4%加算/さらに)攻撃速度を26.6%増加

 PS+の爆発特効はカズサ(バンド)を除くと現状ハルナ(正月)、ヒナタ(水着)のみが持つ希少なスキル。奇遇なことに全員限定実装。

 攻撃速度増加も攻撃力や会心ダメージ率と比較すると希少なバフで、後述のSSとのシナジーもあり優秀な構成。反面汎用性は低いので、ひとまずバッファーとしてだけ起用するのなら固有上げの優先順位は低い。

サブスキル:「スイーツボーカル」
自身の「シュガーラッシュ」1個毎に、攻撃した時、攻撃力の10.6%分の追加ダメージ(最大2個まで)

 EXを発動することで付与される特殊効果「シュガーラッシュ」を所持しているときのみ追加攻撃を発生させるサブスキル。

 倍率は10.6%とそこまで高くないが、カズサ(バンド)の場合通常攻撃が1回につき5ヒットするため実質53%、2個付与されれば106%で実質206%に強化される。なお、追加ダメージは合算されるらしく、ヒット数自体は3倍の15回ではなくあくまで2倍の10回になる模様。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 範囲や対象を指定して攻撃する方法を持たず、瞬間火力も高くない。敢えて起用するメリットは薄い。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配では得意の屋外で学園ボーナスが得られるのでサブアタッカーとして起用すれば無難に活躍してくれる……が敢えてカズサ(バンド)をチョイスする明確な優位性があるわけではない。拠点防衛、クレジット回収はタイプ相性的に適性なし。

学園交流会

 爆発タイプが通りやすいのは対ゲヘナ。相手も爆発タイプが多く、攻防において相性がよい。とはいえ可能なら能動的にダメージを稼げる生徒を選んだ方が良さげ。

総力戦&大決戦

 攻撃・防御タイプが噛み合うのは「ヒエロニムス」、大決戦も含めると「ケセド」「ゴズ」。ただしケセドに関しては対複数戦特化のボスなので適性は高くない。

 カズサ(バンド)の立ち回りは、「EXで味方の攻撃をサポートしつつ、自身も追加ダメージと攻撃速度バフの乗った通常攻撃でダメージを稼ぐ」といった形になると思うが、攻撃速度バフの恩恵が大きい爆発タイプの相方候補は現状だとほぼヨシミ(バンド)一択。なのでカズサ(バンド)本人というよりは、ヨシミ(バンド)の活躍に左右されそうだが、仮にヨシミ(バンド)を採用する場合でもカズサ(バンド)を組み込める枠があるかは正直未知数。ヨシミ(バンド)は攻撃力・攻撃速度を地力で強化できるため、伸びの悪いヒマリ、ハレ(キャンプ)あたりを不採用にして枠を開けるという選択肢もありだが、それは攻撃速度バフのカズサ(バンド)にも言えること。いずれにせよ「バッファーとアタッカーを兼ねられる」という個性を最大限生かすのなら育成はしっかりしておきたい。

 育成が不十分な場合やタイプ相性が噛み合わない場合、純粋にバッファーとしてみるとEXとNSで攻撃速度バフを付与できるチナツ(温泉)というライバル(防御タイプは違うが)がおり、範囲バフが活きにくい総力戦や大決戦で本領を発揮するのは難しいかもしれない。一応攻撃回数系のギミックがある「ホバークラフト」のミサイル誘導装置対策としてなら起用できるかもしれないが……。追加ダメージが統合されずに別枠扱いで一回の通常攻撃で3ヒットさせられたなら結構強かった気がする。

合同火力演習

 単体火力が真価を発揮できるのは「射撃演習」。攻撃回数系のギミックが来れば輝くかもしれない。

制約解除決戦

 同時期に実装された他の放課後スイーツ部バンドバージョンと同様、「セトの憤怒」(軽装備)をかなり意識したデザインになっており、適性は高め。

 特にEXについては範囲バフであることが活かしやすくなる上、EXでダメージを稼げない=通常攻撃によるダメージの価値が相対的に上昇するので編成に組み込む意義が増す。無論「通常攻撃〇回毎」系のスキルを持つ生徒との相性も良好。そして何より現状の花形アタッカーであるヨシミ(バンド)とのシナジーがあるので、バッファーとアタッカーを兼ねられる存在として優先順位は高め。実際、段階100以降のクリア編成を漫然と見渡してみたが採用率はかなり高い印象。

 他タイプでの起用は、対特殊装甲においてはアカリ(正月)の方が使いやすい気がするが、対重装甲なら今後追加される生徒の性能次第では出番があるかもしれない。

戦術対抗戦

 いずれのスキルも同コンテンツとの相性は微妙。趣味以外で敢えて起用したくなる魅力はない。

全体的な印象(個人の感想です)

 EXで味方の攻撃速度を強化しつつ、自身もSSを乗せた通常攻撃でダメージを稼ぐことができるテクニカルなアタッカー。バンド内においてもベースとボーカルを兼務しているのでその設定が反映されているのかもしれない(?)。

 二つの役割をこなせる代償なのか、EXにより強化できる倍率も、それによって得られる自身の火力もそこまで目覚ましいものではなく、単独では力を発揮しにくい。現状だと良くも悪くもヨシミ(バンド)の補佐役といった立ち位置。

 幸いヨシミ(バンド)はなかなか強力なアタッカーで、EXでバッファー枠の圧縮も可能なのでカズサ(バンド)の枠を捻出できなくもない気がするが、目下のライバルがヒナ(ドレス)なのがやはり辛い。

20240512_追記分

 キララの記事を作成するついでに追記。

 改めて考えると100%超えの追加ダメージというのは結構強いのでは? と感じたので、EX発動中の40秒間で何度攻撃できるか実測を元に適当に計算(EX・PSどちらもLv.10)。

 まずEX発動から射撃開始までに7秒ほどかかり、8回撃ち尽くすまでに約10秒、その後リロードに約1秒かかる模様。そしてNSのモーションは約6秒。よって効果時間40秒-EXモーション7秒-NSモーション6秒=27秒/通常攻撃8回&リロード11秒、ということでだいたい多分22か23回ぐらい?(適当)。仮に106%×22回として2332%というかなりの高倍率になり、3コストで自他にバフを撒くかたわらで叩き出す数字としては明らかに破格。

 現状のワントップ編成(及びその根幹をなすヒマリ・アコ)とは相性が悪い上、ライバルであるヒナ(ドレス)が強力すぎることもあり、ヨシミ(バンド)ともども総力戦での活躍はなかなか難しそうだが、先述した「ヨシミ(バンド)の補佐役」という枠では収まらないぐらいのポテンシャルは感じる。