確定チケットも含めて今年を締めくくるにふさわしい引きの悪さ。すり抜けの内容と★２の数はかなり良かったから……。
基本情報
| フルネーム | 小鈎ハレ |
|---|---|
| 役割 | STRIKER |
| ポジション | MIDDLE |
| クラス |
サポーター |
| 武器種 | AR |
| 遮蔽物 |
使う |
| 攻撃タイプ | 爆発 |
| 防御タイプ | 軽装備 |
| 所属 | ミレニアム（ヴェリタス） |
キャンプ姿？のハレ。待望のSTRIKERでの実装。ARだがブルアカにおいてメジャーなバースト射撃タイプではなく、アズサやサオリのような１発ずつ撃つタイプ。
攻撃／防御タイプは通常衣装と同様爆発／軽装備。ハレ（キャンプ）は攻撃よりも味方へのバフが本分となるため、重要なのは防御タイプの方。同じ防御タイプで有力なアタッカーというとアル、ムツキ、マキ、ミカ、メル、イズナ、ワカモ、アリス（メイド）あたりか。いい面子。
ステータス
| HP | 26358 | 攻撃力 | 2144 | 防御力 | 105 | 治癒力 | 5626 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 命中値 | 711 | 回避値 | 787 | 会心値 | 203 | 会心ダメージ率 | 200% |
| 安定値 | 1376 | 射程距離 | 650 | CC強化力 | 100 | CC抵抗力 | 100 |
| コスト回復力 | 700 | 市街地 | Ｄ | 屋外 | Ｓ（SS） | 屋内 |
Ｂ |
値は★５・Lv87の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。
ARの生徒らしく総じて標準的なステータスで、特筆すべき点はなし。強いて言うと攻撃力2144はSTRIKERの生徒中114名中92位。サポーターにとって攻撃力はそれほど重要なステータスではないが一応。
装備は帽子・ヘアピン・お守り。帽子はシューズの方が良かった？
スキル
EXスキル：「焚き火の甘味」
|
COST：２ |
自身を除く味方１人に対して、攻撃力を80.4%増加（26秒間）／さらに自身にホクホクの焼き芋を５個付与（最大15個まで重複） |
２コストで味方単体の攻撃力を強化するEXスキル。
倍率は80.4%とかなり高く、持続時間も26秒と長め。おそらく誰もがライバルとして真っ先に連想するであろうヒマリのEXスキルは105%／13秒。
参考までに対屋外TMTビナー想定のマキでの比較が下表。ちなみにマキにした理由は特になく、同じヴェリタスなのでというだけ。
| 生徒名 | EXダメージ（非会心） | EXダメージ（会心） | NSダメージ（非会心） | NS（ダメージ（会心） | 地形 |
|---|---|---|---|---|---|
| マキ（アコ＆ヒマリ） | 124561／158173 | 432154／548767 | 0／0 | 0／0 | 最大 |
| マキ（アコ＆シロコ（水着）＆ハレ（キャンプ）EX） | 122653／155750 | 425534／540361 | 0／0 | 0／0 | 最大 |
| マキ（アコ＆シロコ（水着）＆ハレ（キャンプ）EX+NS） | 131695／167231 | 456904／580196 | 0／0 | 0／0 | 最大 |
いずれも支援値あり、デバフはどちらもマキNSのみ。
シロコ（水着）の支援値が高いのでハレのNSなしでもそこまで差は出ない。コストの軽さやシロコ（水着）のNSに加えて防御デバフEXの強さを鑑みるとかなり有力な選択肢になりそうではある（相手がビナーの場合アタッカーの命中値によってはヒマリのNSも軽視できない存在にはなるが……）。
どうしてもハレ（キャンプ）とヒマリとの比較に目がいきがちではあるが、実際のところヒマリと枠を競うのはあくまで他のSPECIAL枠の生徒。ハレ（キャンプ）自体の性能がヒマリより優秀か否か、というのは必ずしも重要ではなく、ハレ（キャンプ）を編成することで空いたヒマリの枠に誰を入れるか、つまりは「ヒマリより優先して起用したいSPECIALの生徒がいるか」というスタンスの方が実態に即していると個人的には感じる。ハレ（キャンプ）及びその根幹をなす本スキルが極めて高水準なのは正直自明の理。
敢えて欠点を述べると、発動からバフ効果が付与されるまでの時間が長く（約2.6秒と偉い人が言っていた）、メインアタッカーのEXを切った直後にバフEXを間髪入れずに付与する、いわゆる後乗せ戦法との相性が悪い。アリス（メイド）のような発動から攻撃までラグがある生徒となら併用は可能かもしれないが、これについてはかなり明確な不安要素になる。逆に効果時間26秒間はヒマリのちょうど倍になっており、イズナやウタハ（応援団）のようなNSでダメージを稼いでいくタイプのアタッカーとは（ヒマリと比べた場合の相対的な）相性がよい。
特殊効果「ホクホクの焼き芋」については多分SSの項で触れる。
ノーマルスキル（＋）：「広がる温もり」
|
50秒毎に、円形範囲内の味方の攻撃力を24.3%増加（30秒間） |
円形範囲内の味方に攻撃力バフをもたらすノーマルスキル。
範囲はナギサのEXと同じくらい。ミドルやMG・SRあたりの射程750の生徒であれば問題なく範囲に収まれそうだが、イズナやミカのようなFRONTの生徒に関しては配置や遮蔽物の位置によっては範囲外に出てしまう可能性がありそう。
EXとNSの効果を足すとヒマリのEXにほぼ並ぶ。とはいえクールタイム50秒と始動が遅く、効果時間との間に生じる空白も20秒とやや長い。
パッシブスキル（＋）：「デトックス効果（＋）」
| （バフ持続効果力を1900増加／さらに）攻撃力を26.6%増加 |
重要なのはPS+のバフ持続効果力。
解放するとEX／NSの効果時間がそれぞれ30.94秒／35.7秒に伸びる。元々の効果時間がそこそこ長いので開放の有無で大きな影響を及ぼすことはなさそうだが、得られる恩恵自体はなかなかに大きい。
サブスキル：「キャンプの醍醐味」
| ホクホクの焼き芋を保有している状態で敵を攻撃した時、攻撃力の98%分の追加ダメージ／さらに自身のホクホクの焼き芋が１個減少 |
EXで獲得した特殊カウントを消費して追加ダメージを発生させるサブスキル。
98%という倍率は追加ダメージとしては破格であり、獲得条件もEXスキル使用とかなり容易。内容自体は非常に優秀なスキルだが、肝心のハレ（キャンプ）自身の火力が低い（単独では攻撃力5176で会心ダメージ率220%）ので、得られる恩恵はそこまでなさそう。メダル系統のオーパーツはまだまだ貴重なので後回しにするのも手。
コンテンツ別の所感（個人の感想です）
任務
スキル回し要員＋バッファーとして無難に活躍できる。
指名手配／拠点防衛／クレジット回収
指名手配／クレジット回収に関してはバッファーの重要性が高く、適性高め。拠点防衛でも本来一撃で倒すことのできない相手を仕留められるようになるなど、適性以上の難易度に挑む場合は頼もしい存在となる。
学園交流会
高火力が求められる同コンテンツにおいてはバッファーの重要性は高いが、対ゲヘナ・対ミレニアムにおいては防御タイプの不安がある。それこそ空いたSPECIAL枠にセリナ等を起用してタンクを移動させ、敵のEXの射程外から外す等の工夫をしたい。
総力戦＆大決戦（Insane以上）
バッファーであるハレ（キャンプ）にとっては敵の防御タイプよりも攻撃タイプとの相性の方が重要。軽装備と相性のいい貫通タイプの総力戦ボスは現状「ビナー」「シロ＆クロ」「KAITEN FX Mk.0」「ホバークラフト」、逆に相性が悪いのは「ケセド」「ヒエロニムス」「ゴズ」。もっともケセド、ゴズに関しては配置に注意すればそこまで被弾リスクは高くない（ゴズに関しては射程が短くサプライズプレゼントの標的になりやすそうなので後半は厳しいか）ので採用できなくはない。
等倍組については、ペロロジラ（TMT）はハイパースパイラル熱視線が現時点だと支援値次第でぎりぎり耐えられるかどうか、といったところ（SPECIAL含めて全員固有３想定で本当にぎりぎりなので厳しい？ レベルキャップ開放とT9に期待）。ホドはHP50%以下の暴走状態に陥るまではおそらく問題なし。グレゴリオはSTRIKERに強力なデバフを付与してくるためそもそも相性が良くはない。クロカゲは若干不安はあるもののシグレ（温泉）等で手厚く介護すれば生き残れそう。最適解に入るかはわからないが、採用できる余地はかなりある。
合同火力演習
低コストかつ汎用性の高いバッファーとして幅広い活躍が期待できる。特に火力が求められる射撃演習、護衛演習においては高い採用率が見込める。
戦術対抗戦
手動操作がメインの総力戦とは打って変わってオートで進行する戦術対抗戦での活躍は望み薄。配置を調整すればバフをかける対象は選べそうだが、ハレ（キャンプ）EX→バフ対象のEXが連続してくれる保障はどこにもない……。通常攻撃もダメージソースとして機能するアリスやメグ、シグレあたりと組ませられればひょっとして強いのだろうか。射程650や防御タイプ：軽装備もマイナス。
総合的な所感（個人の感想です）
ついに登場したSTRIKERの単体バッファー。性能については特に言うことはないくらい優秀。
とはいえ比較対象となるヒマリの存在があまりにも大きく、彼女を押しのけてまでInsane１凸TAに採用されるかは不透明。EXの項でも述べたとおり、結局はヒマリを外してでも入れたいSPECIALの生徒がいるかどうかにかかっているのだが、ワントップ環境とマッチしている単体バフEXに加えて非常に強力なSSまで備えているヒマリと張り合えるSPECIALは正直決して多くはない。
めぼしい候補としてはシロコ（水着）、ナギサ、イロハ（＋CC要員としてチヒロ）あたりだろうか。T.Sはバフ対象にできるので、イロハやアヤネ（水着）とは相性がよさそうではある。個人的にはシグレ（温泉）の回復ごり押しで防御タイプ相性の悪いアタッカーを無理矢理活躍させられないかと期待しているのだが……。
また、ハレ（キャンプ）自身はウイやカヨコ（正月）、ホシノ（水着）といったSTRIKERのサポーターとの枠の奪い合いが発生しうる。特にウイは攻撃力バフが上書きの関係にあるためあまり相性が良くない。
とはいえ、これまでアコ（orフウカ（正月））・ヒマリ一辺倒だった環境に、色々組み合わせて試す余地をもたらせるというだけでもかなり意義深い生徒。また、今後強力なSPECIALの生徒が実装されるたびに価値が上がっていく存在でもある。
以降は完全に余談だが、周年でレベル上限が90まで開放されればレベル補正が生じなくなり、これだけでもTMT攻略のハードルがかなり下がる。さらに言えば同タイミング（または近い時期）でT9装備が実装される可能性も高く、周年にかこつけて固有４等の新たな強化要素が追加される展開も全くないとはいえない。
TMTクリア者についても直近のクロカゲこそ初の振動タイプ総力戦という敷居の高さもあってか2478名だったが、ケセドでは実に11995名がTMTを攻略しており、周年でさらに先生・生徒側の戦力が増強されることを考慮すると、そう遠くない将来プラチナトロフィー圏内がTMTクリアで埋め尽くされる地獄の時代が訪れるのではないかと個人的に危惧している。もっと言うと３周年はさすがに時期尚早かもしれないが、3.5周年あたりなら次の難易度が発表されてもおかしくはない。
そう考えると、編成にバリエーションを持たせ、複数部隊攻略のストレスを大幅に軽減してくれるハレ（キャンプ）は今受けている印象以上に重要な存在になりうるかもしれない。
そもそも公式放送であれだけお世話になっている声優さんの担当キャラを無下に扱う運営とかさすがにおらんやろ……。
