まあだいたい覚悟していた通りではある。
基本情報
フルネーム | 間宵シグレ |
---|---|
役割 | SPECIAL |
ポジション | BACK |
クラス |
ヒーラー |
武器種 | GL |
遮蔽物 | 使わない |
攻撃タイプ |
貫通 |
防御タイプ | 特殊装甲 |
所属 | レッドウィンター(227号特別クラス) |
立ち絵のお披露目から約2年越しに実装されたシグレの温泉衣装バージョン。衣装チェンジに伴いクラスもアタッカーからヒーラーに鞍替えし、ノドカとおそろいになっている。もっともSPECIAL2枠をヒーラーで埋めるというのはかなりトリッキーな編成なので、同時に起用する場面はあまりなさそうではあるが……。
ステータス
HP | 25332 | 攻撃力 | 3402 | 防御力 | 504 | 治癒力 | 10445 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
命中値 | 820 | 回避値 | 181 | 会心値 | 273 | 会心ダメージ率 | 200% |
安定値 | 1040 | 射程距離 | 1000 | CC強化力 | 100 | CC抵抗力 | 100 |
コスト回復力 | 700 | 市街地 | B | 屋外 | D | 屋内 | S(SS) |
値は★5・Lv87の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。
ヒーラーの生命線である治癒力は10445でハナエ(クリスマス)の10400を抜いて堂々の一位。他のステータスも概ね高水準で、SPECIALのヒーラーに限ってならHPと防御力は2位、攻撃力と治癒力は1位。
支援値はHP5818(3位)、攻撃力594(18位)、防御力25(21位)、治癒力856(2位)。なお、基礎ステータス時点で1位だった治癒力が2位になっているのは、絆ボーナス(弊概算機では20想定)を加算すると通常衣装ハナエの恩恵を受けられるハナエ(クリスマス)に逆転されてしまうため。
装備はシューズ・バッジ・ネックレス。
スキル
EXスキル:「シグレ特製フルーツ牛乳」
COST:5 |
円形範囲内の味方に対して4秒毎に、治癒力の40.4%分の回復(30秒間) |
浴衣姿のシグレが登場し、円形範囲内の味方を継続的に回復させるEXスキル。コストは初期段階では6だが、スキルレベルを最大まで上げると5に減少する。発動直後に1回、その後は4秒毎に1回発動するため、40.4%×8回=323.2%。
既存の複数ヒーラーとの比較は下表。
生徒名 | 治癒力 | スキル倍率 | 回復量 | 回復量/COST |
---|---|---|---|---|
マリー(体操服)[SS加算] | 18048 | 489 | 88254 | 29418 |
シグレ(温泉) | 23730 | 323 | 76695 | 15339 |
ハナコ | 23398 | 256 | 59781 | 11956 |
マリー(体操服) | 18048 | 318 | 57392 | 19130 |
ハナエ(クリスマス) | 23892 | 201 | 48022 | 9604 |
アヤネ | 20916 | 224 | 46851 | 11712 |
ルミ[EX223%] | 19308 | 223 | 43056 | 10764 |
コハル | 18111 | 192 | 34773 | 11591 |
ハルナ(体操服) | 23464 | 119 | 27922 | 9307 |
範囲回復が可能なヒーラーの中では随一の性能を誇る……が、これはあくまで効果時間中ずっと有効範囲内にとどまっていられたらの話。シグレ(温泉)自体は当然ながら召喚した場所から動かせないため、任務のように移動を挟むシチュエーションでは途中で置き去りにされてしまい、最大限力を発揮できない場合が多い。加えてコストが重く、即効性に欠けるのも看過できない不安材料。ちなみに1回あたりの回復量は9586、。
ノーマルスキル:「一口、どう?」
50秒毎に、HPが最も低い味方4人に対して治癒力の128%分の回復 |
4人の味方のHPを回復できるノーマルスキル。
回復量は最大強化時で30374。ノーコストで複数の味方を回復できる点は強力だが、50秒というクールタイムの長さが気になる。
パッシブスキル(+):「四畳半の温もり(+)」
(治癒力を2007増加/さらに)治癒力を26.6%増加 |
PS、PS+ともに治癒力を増加。
サブスキル:「ピリッとした風味」
味方の会心ダメージ率を17.3%増加 |
味方の会心ダメージ率を増加させる定番のサブスキル。ヒーラーで同スキルを所持しているのはハナエ、ハナエ(クリスマス)だけだったはず……。攻撃力アップと比べると比較的希少な印象があるのでそういう意味では嬉しい。
コンテンツ別の所感(個人の感想です)
任務
移動の多い任務とは相性×。
指名手配/拠点防衛/クレジット回収
指名手配・拠点防衛で敵の攻撃が痛いときに使う程度か。支援値は優秀だがシグレ(温泉)でなければならない理由は特段ない。
学園交流会
同上。
総力戦&大決戦(Insane以上)
ヒーラーが活躍できるのは「ヒエロニムス」「ホバークラフト」。
ヒエロニムスに関しては瞬発力のなさがネック。回復総量自体は優秀で、NSと組み合わせれば単独で被回復率ダウン中のTMT聖遺物を強引に起動させられるのだが(もっとも被回復率ダウンの持続時間は20秒、EXの持続時間は30秒)、シグレ(温泉)単独で聖遺物を回復しようとするとどうしても時間がかかってしまう(TMT聖遺物のHPは44,000なので被回復率ダウン中でなくても5回≒16秒要する)ので、結局他にもヒーラーを組み込む必要が出てきそう。同じく瞬発力のないアツコあたりと組み合わせて被回復量ダウンの上から強引に回復させる運用も面白い(支援値的にも相性がいい)かもしれないが、最適解の座をつかむのは難しいか。とはいえ誰もが生徒を最大まで強化できているわけではないので、メインヒーラーの足りない回復量を補完しつつヒエロニムスの全体攻撃から味方を守れると考えればそう悪い選択肢ではない。範囲が足りるかは知らない。
「ホーバークラフト」では、後半のフェーズで対空砲の回復要員としてNSに期待したい。動画で確認したところちょうど戦闘開始50秒後にミサイルが飛んできているのでタイミング的には問題なさそうだが、回復量がさすがに心もとないか(TMT対空砲のHPが100,000なので3割弱)。かといってEXを使うのはさすがにもったいない気がする。
そのほか、純粋なヒーラーとして、高難易度に挑む際や、防御タイプの相性が悪い生徒を編成したい場合になら有力な選択肢になりうる。瞬間火力が比較的低く全体攻撃をしてくるヒエロニムスやグレゴリオ、ホドあたりとは相性がよさそう。もっとも回復に多くのコストを費やしてしまう=攻撃用やギミック突破用のEXに割くコストが失われるということなので、結局火力不足に陥る可能性は否めない。
合同火力演習
ヒーラーが活躍する演目は主に「突破演習」だが、瞬間的な回復ができない上コストが重いため相性は微妙。回復がギミックに組み込まれていない限り安定した活躍は厳しいか。
戦術対抗戦
タンクを3・4名編成する耐久編成やチェリノ・マリナとの組み合わせは面白そうではあるが、EXはコストが重く、NSもクールタイムの遅さがネック。T9装備等今後の調整でタンクの耐久力・アタッカーの火力のバランスが前者に傾けばもしかするかもしれない。
総合的な所感(個人の感想です)
広めの範囲と高い回復量を兼ね揃えたEX、ノーコストで複数名を回復できるNS、ヒーラーとしては高水準な支援値など、複数対象タイプのヒーラーとしては間違いなく傑出した性能を誇る生徒。
問題は複数回復が脚光を浴びられるコンテンツが現状存在しないこと。ヒーラー自体、突き詰めていくと起用を避けられる傾向がある上に、ヒエロニムスにせよホバークラフトにせよ、あるいは合同火力演習の「突破演習」にせよ、ヒーラー有利のギミックが用意されているコンテンツについても複数回復に特段メリットがない仕様となっており、単体回復と比較するとコストが重い割に回復効率の悪い無用の長物とみなされがち。
シグレ(温泉)も範囲回復要員としては優秀なのだが、コストの重さやNSのクールタイムの重さ、瞬発力のなさなど範囲ヒーラーらしい?取り回しの悪さもしっかり兼ね揃えてしまっており、忌憚のない言い方をすればかなり無駄の多いデザイン。
感覚的にはヒナやヒビキ(応援団)のような高コスト・広範囲・高火力アタッカーに近いイメージだが、あちらは高耐久の敵が複数出てくるシチュエーションや、タイプ一致が取れない相手に対して起用の余地があるのに対し、高コスト・広範囲・高回復量のシグレ(温泉)のような範囲ヒーラーが真価を発揮できる局面は「複数名が即死しない程度の大ダメージを継続的に受ける状況」とかなり限定的。
一応数値の高さを頼みに、ヒーラーが必要な場面で無理矢理起用することは不可能ではない気はするが……せめてコストがあと1軽ければ……。
また、敢えて穿った見方をさせてもらうのなら、直近にもいまいち活躍場所が定まらない範囲ヒーラーのハルナ(体操服)が実装されているので、今後の総力戦等で複数回復スキルが脚光を浴びられるコンテンツを期待してもいいのかもしれない。
もっとも低コストで移動役も兼ねられるハルナ(体操服)と、高コストで設置型のシグレ(温泉)は複数回復ができるという点以外はむしろ真逆に近いコンセプトなので、希望的観測で終わる可能性が極めて高い。
正直実装前はかなり悲観していたのだが、ハルカ(正月)と比べると実効性はさておき割と発動しがいのある性能=心置きなくムービーが見れるEXで、なおかつ長期間フィールドに存在できるという明確な長所があるので思っていたほどの絶望感はない。