ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

雑記:ハルカ(正月)はヒマリに勝てるのか

 悪質な記事。

はじめに

 20230321にハルカ(正月)のスキル詳細が発表され、彼女のSSがヒマリと同じコスト回復量増加であることが明らかになった。このスキル自体は非常に強力な性能なので喜ばしいことなのだが、問題はSPECIAL枠に同じサブスキルを持つ生徒を同時に2名編成した場合、効果が重複しないこと。

 よって、ヒマリとハルカを同時に編成することは、両者の強みを大幅に削いでしまうことになるため、違う部隊に組み込むことがひとまずセオリーとなる。では、1部隊のみで攻略する際はどちらを採用するとよいのだろうか……というのが今回の趣旨。言うまでもないことだが倍率や効果時間等、具体的な数字がわかっていない時点でこんなことを論じても全く意味はない。個人的にやりたいからやっているだけ。

会心抵抗率デバフとヒマリEXとの比較

 そもそも自分のようなエンジョイ勢からすると会心抵抗率とは……という感じだが、どうも生徒・エネミー問わず各ユニットには会心ダメージ率と同様、会心抵抗率というステータスが設定されており、会心ダメージ率は「会心ダメージ率ー敵の会心抵抗率」で計算されている模様。面倒になってきたので手早く自前の概算機で既存の会心抵抗率デバフとヒマリバフを比較した数値+αが下表。仮想敵はビナー(INSANE)・屋外で育成最大のマキEX。支援値はアコヒマリ。アコのSSは加算し忘れました(だいたい忘れている)。

  マキEX全会心 上昇率
バフ・デバフなし 309787 1.00
ヒマリEX 481471 1.55
チェリノNS 338906 1.09
イズナNS 341605 1.10
会心抵抗率0(デバフ100%) 391582 1.26

 というわけで火力だけ見るとヒマリEXの圧勝。一番下の会心抵抗率0は仮にデバフの割合が100%で敵の会心抵抗率を完璧に0にできた場合の数値だが、これでもまだ半分に満たない。正直火力で勝つのは厳しいと言わざるを得なさそう。ただし今後会心抵抗率が高い敵が出てくればこの差は縮まるはず。

ハルカ(正月)がヒマリに勝つためには

 とはいえ、ハルカ(正月)がヒマリに勝つ道筋はまだ残されている。まずはEXのもう一つの効果である会心抵抗値であり、これはざっくばらんに言えば会心値を上げる、すなわち会心ダメージの発生確率をあげるのとだいたい同じ(はず)。直接会心ダメージの威力が上がるわけではないが、発生率に作用することでダメージの平均値を引き上げることができる。また、ココナや一緒に実装されるカヨコ(正月)のような、味方の会心発生をトリガーとするスキルのサポートも可能。

 次に効果時間。ヒマリのEXスキルの効果時間は13秒間(PS+を解放しても15.47秒間)とかなり短く、NSで継続的にダメージを稼いでいくタイプ(イズナやウタハ(応援団)等)とは少々相性が悪い。ハルカ(正月)のデバフの効果時間が長ければ瞬間的な効力では勝てなくても、通常攻撃によるダメージ部分等で差を埋められる可能性がある。

 さらに、ヒマリEXの場合恩恵を受けられるのはバフをもらった生徒だけだが、ハルカ(正月)のEXなら対象となった敵を攻撃する全ての生徒に作用することができる。よって、複数アタッカーを組み込む編成であれば相対的にハルカ(正月)のEXの効果は上昇する。まあそんな機会は今のところあまりないが……。

 最後はコストであり、仮にハルカ(正月)のEXスキルのコストがヒマリより1低い2であれば利便性の点で上回ることができ、差別化は十分可能。逆に4以上だった場合のことは考えたくない。

別にヒマリに勝てなくてもよくない?

 そもそもヒマリはSPECIAL枠で1・2を争う生徒であり、仮にヒマリに勝てなくても全くなんら問題はない。むしろヒマリの強さの大きな要因であるSSに加え、EXとNSで希少なデバフができるハルカ(正月)はきっとヒマリとは別方向で使い勝手の良い生徒になってくれるはず。

 同時に編成できなくても、合同火力演習では使い分けられるし、現状の総力戦難易度TORMENTのように複数部隊での攻略が前提となってくる場合も同様。

 趣旨の性質上ヒマリを目の敵にするような風合いになってしまった感がある点は大変申し訳ないと思っている。こういうバイアスのかかった情報がネットにはしばしば出回っているので気を付けていただきたい。