ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:ワカモについて(20240601時点)

 一覧を作ったらわ行がないのが気になりだしたので急遽作成。 

基本情報

フルネーム 狐坂ワカモ
役割 STRIKER
ポジション BACK
クラス アタッカー
武器種 SR
遮蔽物 使う
攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 軽装備
所属 百鬼夜行連合学院(なし)

 1周年を期に実装された、ブルアカ最初の周年生徒。

 おそらくは先生のキヴォトス着任直前に、連邦生徒会長不在の混乱に乗じて矯正局を脱獄した「七囚人」の一人にして「災厄の狐」の異名をとる学園都市指折りの問題児。百鬼夜行連合学院に在籍扱いとなってはいるが目下停学中で、コラボ生徒以外では唯一部活に所属していない。

 チュートリアルではほとんど顔出しのみで出番を終えてしまったが、1周年イベントの「シャーレのハッピーバレンタインパトロール」&「狐坂ワカモの沈黙と祝宴」においては扇動や人心掌握によって何度も脱獄を企て、市井に混乱をまき散らす等、武力だけでなく狡知にも長けた危険人物であることが描写された。

 とはいえ、カジュアルに銀行強盗を企てたり飲食店を爆破したり公共インフラや他校の施設すら平然と破壊して温泉開発を敢行する生徒などが青春を謳歌しているキヴォトスにおいて、矯正局行きになったのは今のところ公権力を乱用し都心部地下で燃料気化爆弾による大破壊を画策したカヤとそれに加担したFOX小隊のみ。ワカモ含め七囚人達の罪状が気になるところではある(連邦生徒会長が失踪したせいで問題児達が以前より好き放題できている、ということもあるのかもしれない)。

 神秘/軽装備の組み合わせはイズナ、アズサ(水着)、アリス(メイド)など優秀なアタッカーが存在する激戦区。

ステータス

HP 23740 攻撃力 4866 防御力 108
治癒力 5717 命中値 909 回避値 197
会心 200 会心ダメージ率 200 安定値 1976
射程距離 750 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 防御貫通値 0 - -
市街地 屋外

屋内 S(SS)

 値は★5・Lv90の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力4866は全アタッカー中15/102位、STRIKER・SR中6/26位と申し分ない数値。他のステータスはSR生徒としては中庸。

 地形に関しては周年生徒の特権?として、通常の「S(SS)・B・D」ではなく「S(SS)・・D」となっているのが大きな特徴。ワカモの場合は屋内に加えて市街地でも十分な火力を発揮することができる。

 装備は帽子・ヘアピン・腕時計。愛用品は「秘密を隠すキツネのお面」。増加するステータスは攻撃力2000と破格の数値で、きっちり育成すればPS/PS+なしでも10,000を軽々と超える攻撃力を獲得可能。

スキル

EXスキル:「深紅の花占い」
COST:4 攻撃力の325%分のダメージ/その後、味方がその敵に与えたダメージは10秒間蓄積されていき、その後蓄積した分の神秘タイプのダメージを与えます(ダメージの蓄積は最大でワカモの攻撃力の1322%まで)(10秒後に発動する神秘タイプのダメージにおいては、会心が発動しません)

 蓄積ダメージという特殊効果を相手に付与するEXスキル。ヒット数は6+1。

 倍率は325%+(追加ダメージ29.7%*7回)+1322%=1854.9%

 蓄積ダメージは他にはカンナのみが有する非常に稀有な特殊効果で、必中、非会心に加えて、相手の防御力や与ダメージカット効果を無視して固定ダメージを与えることができるというかなり特殊な仕様を持つ。

 なお、蓄積ダメージの上限値に関するワカモの攻撃力参照は蓄積効果付与時に決定されるらしく、例えばEX発動時点でヒマリのバフ効果が持続していれば、蓄積ダメージ発生時点で効果が切れていたとしてもダメージには反映される。一方で神秘特効は蓄積ダメージの発生時に参照されるなど、仕様が若干ややこしい。

 神秘タイプの主なアタッカーとの比較が下表。

生徒名 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 ダメージ/COST COST 地形
ヒナタ【カヨコ(正月)・ヒマリ・フウカ(正月)】 1,335,055 5,974,770 597,477 10 屋外
アリス(メイド)【カヨコ(正月)・ヒマリ・アコ】 1,209,002 6,407,369 533,947 12 市街地
カホ【カヨコ(正月)・ヒマリ・フウカ(正月)】 1,250,417 4,841,992 484,199 10 屋外
アリス(メイド)【カヨコ(正月)・ヒマリ・アコ】 930,001 4,928,745 410,729 12 屋外
ワカモ【カヨコ(正月)・ヒマリ・アコ】 1,912,122 3,917,539 326,462 12 屋内
ワカモ【カヨコ(正月)・ヒマリ・アコ】 1,617,949 3,314,840 276,237 12 市街地
アズサ(水着)【カヨコ(正月)・ヒマリ・フウカ(正月)】 1,658,436 2,637,300 263,730 10 屋外
ワカモ【カヨコ(正月)・ヒマリ・アコ】 1,176,690 2,410,793 200,899 12 屋外

 ヒマリ、カヨコ(正月)に加え、コスト4のワカモ、アリス(メイド)はアコと、コスト5以上の生徒はアコをフウカ(正月)に入れ替えて試算。

 コスト比はフウカ(正月)が絡んでいるので参考程度。最大ダメージ的には物足りなさを感じないでもないが、ワカモと他生徒との決定的な違いはダメージの過半を会心ダメージ発生に左右されずにすむこと。さらに言えば敵の防御力や与ダメージカット等を無視することができるため、相手のステータスによっては火力が逆転する可能性は十分にある(実際、20240515-に開催された大決戦「市街地戦・ヒエロニムス」のTORMENTにおいては、アリス(メイド)ではなく専らワカモが起用されていた)。

 なお、時間経過で蓄積ダメージが発動する前にもう1度EXを発動すると効果が上書きしてしまい、再カウントになるので注意(かつては蓄積の完了=特殊効果の消滅からダメージの発生までにごくわずかなラグがあり、タイミングよくEXを仕掛けることで「蓄積ダメージを次回のEXに蓄積させる」という荒業が可能だったが現在は修正された模様。記事作成時点で絶賛開催中のゴズにおいても同様の挙動が使われている気がしないでもないのだが詳細不明)。

ノーマルスキル(+):「乱れ散る花吹雪(+)」
25秒毎に、敵1人に対して攻撃力の369%分のダメージ
25秒毎に、敵1人に対して攻撃力の645%分のダメージ

 シンプルなダメージ系のノーマルスキル。NS+は倍率が約1.75倍に強化されただけでなく、ヒット数までなぜか1発から3発に増加。SSの追加ダメージを加算すると合計734.1%という並のEXスキル顔負けの威力を出せるようになった。

 適当にNSが優秀そうな生徒との比較が下表。

生徒名 NSダメージ(非会心 NSダメージ(会心 CT 地形
ワカモ 292,424 713,518 25 屋内
アル 191,261 682,827 25 最大
ワカモ 247,436 603,746 25 市街地
ワカモ 179,953 439,088 25 屋外
イズナ 127,381 422,513 通常攻撃6回毎 最大
ミカ 147,568 360,069 通常攻撃5回毎 最大

 今回は自己バフのみ。アル社長のノワールショットすら上回るという文字通り最高クラスの性能。

 また、ワカモの場合、単に第2のダメージソースとして機能するという以上に、EXによるダメージ蓄積をサポートする手段としてこのNSの存在が非常に重要。単純に倍率だけで考えでもNSのみで55%程度まで蓄積でき、会心が出れば(ダメージの振れ幅や相手のステータスにもよるが)NS+のダメージのみで蓄積分を満たすことも難しくない。このため、EXの持続時間10秒の間にNSが発動するような運用を心がけたい。

パッシブスキル(+):「花開く破壊衝動(+)」

(攻撃力を828増加/さらに)攻撃力を26.6%増加

 PS・PS+ともに攻撃力増加。EXに会心ダメージが発生しない都合上、攻撃力の増加は消去法にはなるが非常に有用。

サブスキル:「狂い咲く闘争本能」
BOSSへの攻撃時に、攻撃力の29.7%分の追加ダメージ

 対ボス限定で追加ダメージを発生させるサブスキル。

 元々対単体アタッカーであるワカモの役割はボス等の強敵撃破であるためほぼデメリットがなく、倍率も高め。

 SRなので通常攻撃での手数はさほど望めないものの、多段ヒットするEX・NS+のダメージを順当に嵩上げしてくれる優秀なスキル。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 特段適性が高いわけではないが、対単体のボス相手等なら無難に通用する。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 指名手配、拠点防衛は適性なし。

 クレジット回収は地形Aなので十分活躍できるが、蓄積までに時間を要する即効性の低さには注意が必要。

学園交流会

 地形が噛み合う対ミレニアムにおいてはアリス・ユズの特殊装甲組へのダメージソースとして活躍する。

総力戦&大決戦

 愛用品実装後は最高峰の神秘タイプ対単体アタッカーとして目覚ましい活躍を見せている。特に防御力の高い「ビナー」「ヒエロニムス」、会心抵抗値の高い「ホド」「ゴズ」は蓄積ダメージとの相性がよく適性高め(もっともビナー以外は敵の攻撃タイプとの相性が良くない)。

 地力自体が高いので、対単体火力が求められる「ケセド」「シロ&クロ」「KAITEN FX Mk.0」「ホバークラフト」でも安定した活躍が見込めるが、ケセドに関しては有効打を与えられる時間が20秒と短く蓄積ダメージとの相性が悪いため、他のアタッカーに席を譲ることになるかもしれない。

合同火力演習

 単体火力が真価を発揮できるのは「射撃演習」。火力発揮までに10秒を要するものの、採用率は高めな印象。

制約解除決戦

 「セトの憤怒」想定の場合、地形も防御タイプも相性が悪く採用は困難。

戦術対抗戦

 EXは防御力無視かつ必中のため対タンク性能高め。とはいえAUTO戦闘ではダメージ蓄積がどこまでうまくいくかは運次第なのであまり安定した活躍は見込めなさそう。

全体的な印象(個人の感想です)

 最初の周年実装生徒。

 実装当初は神秘タイプのアタッカーが希少だったこともあり、周年実装に相応しい強力な生徒としてもてはやされていたが、同タイプのアタッカーが充実するにつれて徐々に後退。それでも有力アタッカーの一角ぐらいの地位にはいたものの、後発周年キャラであるホシノ(水着)やミカと比較され、パワー不足が囁かれ出したところで愛用品実装により無事復活を果たした。

 ぱっと見では「会心が発生しない」「カタログどおりのスペックを発揮するには別途ダメージを蓄積させる必要がある」「瞬発力が低い」など多くの問題を抱えていそうな蓄積ダメージだが、実際確認してみるとダメージの蓄積に関してはたいていの場合ワカモ自身のNS(+)と通常攻撃でまかなえてしまえるため、むしろ「会心ダメージに依存しない」「防御力や被ダメージ減効果を突破できる」という強みの方がはるかに上回る印象。作中での扱いは問題児だが、色々な問題やストレスから先生を解放してくれる優等生と言って差し支えない性能。

 また、記事作成前までは蓄積ダメージに会心ダメージが発生しないことから、ワカモと会心ダメージバフとの相性は悪い部類と思っていたのだが、EXは蓄積ダメージ1322%を除いたとしても532.9%程度(追加ダメージ加算)の倍率はあり、加えてEX級の威力を持つNS+まで所持しているため、会心ダメージバフを適用する意義は十分にある。