初日の無料10連で出ました(隙あらばガチャ自慢)。
20230204ステータスの項で比較として示したサヤ(私服)とヒヨリの攻撃力の数値がLv83のものとなっていたため修正。
20230207細部を修正。
基本情報
フルネーム | 尾刃カンナ |
---|---|
役割 | SPECIAL |
ポジション | BACK |
クラス | アタッカー |
武器種 | HG |
遮蔽物 | 使わない |
攻撃タイプ | 貫通 |
防御タイプ | 重装甲 |
所属 | ヴァルキューレ |
ヴァルキューレ警察学校の公安局に所属し、同局の局長を務める3年生。武器種はHG。
アコ、ヒマリを筆頭にサポーターが幅を利かせている昨今のSPECIAL界において日陰者になりがちなアタッカータイプの生徒。当然だが火力は敵の装甲タイプや地形適性に依存するので、サポーターと比べても活躍の機会はかなり限定される。
せめて得意とする市街地・対重装甲相手には一線級の働きを期待したいところだが……。
ステータス
HP | 18586 | 攻撃力 | 2738 | 防御力 | 329 | 治癒力 | 6633 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
命中 | 792 | 回避値 | 1036 | 会心値 | 211 | 会心ダメージ率 | 200% |
安定値 | 1081 | 射程距離 | 1000 | CC強化力 | 100 | CC抵抗力 | 100 |
コスト回復力 | 700 | 市街地 | 130 | 屋外 | 80 | 屋内 | 100 |
値は★5・Lv85の基本ステータス。
アタッカーなのでやはり攻撃力に注目したいところだが、2738は同じ武器種・攻撃タイプのサヤ(私服)(26862744)、武器種は違うがヒヨリ(27502810)あたりが近似値で正直特段高い方ではなさそう。カンナの場合PS(+)でも攻撃力が上昇するものの、SPECIALの生徒のステータスはそのまま支援値にも影響するため、HP・攻撃力・防御力・治癒力に関しては能力が高いに越したことはない。
HGは攻撃力を低めに設定される傾向があるので妥当と言えば妥当だが、同武器種でありながら高い攻撃力を持つイロハ、アヤネ(水着)、アカネ(バニーガール)等例外もいることを考えると少し残念。
ちなみに装備・固有武器・PS(+)・SSを加算した攻撃力はおそらく6886。
スキル
EXスキル:「公安局長の手腕」
【コスト3:敵1人に対して攻撃力の52.9-84.7%分のダメージ。その後、味方がその敵に与えたダメージの50%を15秒間蓄積していき、その後蓄積した分の貫通タイプのダメージを与えます。(ダメージの蓄積は最大でカンナの攻撃力の2070-2691%まで)(15秒後に発動する貫通タイプのダメージにおいては、会心が発動しません)】
3コストで84.7+2691%という倍率は額面だけみれば破格(イオリのEXはSSの追加ダメージ分を加味しても2127.3%)だが、カンナ自身の攻撃力が決して高くないこと、更には説明文にもあるとおり会心が発生しないことを踏まえると手放しで強いとは断言できない数値。また、最大値のダメージを与えるには味方のEX等でダメージを蓄積させる必要がある(なお、蓄積に係る参照値は装甲相性による属性特効と地形ボーナスは反映前の模様。今回使用している数値だと多分だいたい370,000?)。
ただし、この蓄積ダメージEXには倍率以上に与えるダメージが固定値となるという稀有な特徴がある。つまり、敵の防御力、更にはダメージカットスキルをも無視してダメージを与えられることができる。
……などと偉そうに言ってはいるが実は自分もカンナの育成にあたり、参考にするためワカモのことを調べていてはじめて今回この知識を得るに至った。1年間あれだけお世話になっていたのに……。
念のため絆以外初期値のカンナでホド(色彩)Insaneのインベイドピラー相手に試射してみたところ、CCゲージを蓄積させた場合/させていない場合どちらのケースでも全く同じダメージ(3328)が確認できた。なお、状態異常扱いであるため、蓄積部分のダメージは必中。
とはいうものの、防御力は防御力デバフで十分対処可能であり、ダメージカット系のスキルを持つ敵のギミックを無視して独力でねじ伏せられるほどの破壊力がカンナEXにあるかはかなり疑問。試しに計算してみたところ、最大限育成した状態(ただし絆ボーナスなし)+重装甲・市街地でのダメージ(固定値部分)は*1*R[1]C[-2]*R[2]C[-2]/100,0)">481,785。
参考として適切かは微妙だが、市街地ビナーInsane相手に、市街地貫通最強アタッカーであるカズサにアコ・ヒマリEXをかけた場合と、ヒマリを抜いてカンナEXを足した場合の予想値は前者が2,784,056、後者が2,234,764+481,785₌2,716,549(いずれも会心が発生する部分については会心発生時)となり、僅差だがカンナ編成の方がダメージが低い、という結果になった。
正直、上記の条件は「ヒマリとの相性がかなり悪いカズサ」「防御力が高いビナー(=固定値ダメージにとって有利な相手)」「ビナー相手に防御デバフを考慮しない実戦的でない状況下」とかなりカンナ側に忖度したものなので、ここまでやって僅差負けという結果は正直かなり辛い気がする。さらにヒマリのSSによるコストブーストが加味されるとなると、積極的な起用には固定ダメージという持ち味を活かせるシチュエーションが求められると思われる。あと支援値が算入されていないことに気づいたが疲れたしカンナヒマリ両者の参照される攻撃力はどっこいっぽそうなので省く。
なお、念のため試してみたがワカモのEXとは重複せず、バフやデバフ等の挙動と同様あとに発動した方で上書きされる模様。
ノーマルスキル:「苛烈な尋問」
【30秒毎に、敵1人に対して攻撃力の197-375%分のダメージ/防御力を7.6-14.4%減少(20秒間)】
ノーコストで発動できる防御力デバフスキル。秒数やダメージの有無等の違いはあるものの、似たようなNSの所持者としてはマキ(34.8%)、アズサ(24.6%)、ヒヨリ(10%)等が該当する(他にいたような気がしないでもないが出てこない)。悪い数字ではないが防御力の高い相手に単体で運用できるほどの倍率ではないか。
同じ効果のNSは後に発動した方の効果で上書きされるため、マキなどと同時編成する場合は注意。
パッシブスキル(+):「狂犬の執念(+)」
【(攻撃力を249-472増加/さらに)攻撃力を14-26.6%増加】
攻撃力が上昇するアタッカーらしいスキル。前述のとおりカンナの主要なダメージソースであるEXは会心が発動しないため、攻撃力の底上げは素直にありがたい。
サブスキル:「公安局特製弾」
【貫通タイプの味方の攻撃力を12.7-24.2%増加】
攻撃タイプ限定という意味ではアカネ(バニーガール)に次いで二人目、貫通タイプ限定としては全生徒初のスキル。通常のSPECIAL生徒の攻撃力増加SSの倍率は17.3%なのでその差は6.9%となる。全攻撃に加算されると考えるとなかなか侮れない差となる……と思う。なお、先述の攻撃力増加SS17.3%持ちの生徒と同時に編成しても効果は重複しない。
コンテンツ別の寸評(個人の感想です)
任務
発動までに15秒を要することを踏まえるとスピードが求められる任務では特段使いやすい性能ではない。
指名手配/拠点防衛/クレジット回収
指名手配は爆発タイプの独壇場なので適性なし。
拠点防衛はSS目当てで置物枠として採用の余地があるくらいか。
クレジット回収は等倍とはいえSSが神秘タイプの生徒に対しては機能しないため適性なし。
学園交流会
対ゲヘナは地形相性が噛み合うため、ヒナやカヨコなど重装甲タイプの生徒を狙うなら採用できなくもないか。対トリニティは装甲タイプは相性のいい者が多いが地形相性が芳しくないため微妙。対ミレニアムは装甲・地形共に微妙。
総力戦
防御力の高いビナーやギミックによるダメージカットを無視できるホド(特にインベイドピラー)相手には活躍が見込める可能性がある。とはいえ、EXスキルの項でも触れたように現環境で猛威を奮っているサポーター勢と渡り合うには力不足感は否めない。
防御力デバフのNSや貫通タイプ特化のSSなど、要素要素は決して悪くないため、新難易度が追加され、2・3部隊編成でのクリアが主流となるような環境になれば、対重装甲タイプでの採用は十分あり得る、というのが当面の評価となるか。
合同火力演習
どちらかというと範囲攻撃が有効な防御演習や突破演習は不適格。射撃演習にて必中効果を活かせる高回避値、会心ダメージ無効といったギミック持ちが登場すれば活躍する可能性あり。ただしその場合は15秒間のインターバルがネックとなる恐れがある。
戦術対抗戦
必中&固定値ダメージなら回避・防御タンクいずれにも有効な攻撃手段として活躍するのでは、と一瞬思ったが、ダメージを蓄積させるために結局味方の援護射撃による追撃が必須となるため意味がない、という結論に。
総評(個人の感想です)
相手が悪すぎる、というのが率直な感想。
カンナ(そしてSPECIALアタッカー)が競う相手は、枠という意味ではSPECIALのバッファーであり、部隊のダメージソースという意味ではSTRIKERのアタッカーである訳だが、競争相手である両者が強いシナジーで結ばれているのに対し、ほぼ独力でダメージを稼ぐしかないSPECIALのアタッカーはいわばタッグに単独で挑まなければならないような状況に陥っている。
この現状を打開にするには、それこそセオリーを破壊できるほどのスペックを持ついわゆる壊れ性能か、バフ無効等シナジーを断ち切るようなギミックで環境の方を破壊する以外になさそう(あくまで個人の感想です)だが、どちらの手段もユーザーの大顰蹙を買う可能性が高いので、もっと冴えたやり方に期待したいところ。
カンナ自体は弱いわけではなく、必中・固定値ダメージのEXや防御力デバフNS、希少かつ有用なSSなど強みとなり得る要素はしっかりと有している。ヒマリやアコのようにいつでもどこでも大活躍、とまではいかないが、器用に活躍場所を見つけていけそうな気配はある。
が、その水準の生徒に育成リソースを捧げられるかの最終的な判断は各々の先生の財布や心の事情に委ねられるところ。
また、サポーター勢が比較的地形や装甲相性を気にせず起用していけるのに対し、カンナが真価を発揮できるのは市街地・対重装甲タイプのみであること、活躍させるなら固有武器3まで育成する必要性が高いことにも留意しておきたい。
*1:R[-16]C[-2]*(R[-8]C[-2]+R[-6]C[-2])/100*(R[-16]C[0]-R[4]C[0])/10000+R[-16]C[-2]*(R[-7]C[-2]/100