ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

ポケモンスリープ:きのみタイプ以外のポケモンにとってきのみの数Sは強いのか(20231125修正)

 諸々落ち着いてきたと思ったら体調を崩すしブルアカはレンゲとキキョウ待機以外することないしイーブイウィークのくせにイーブイ全然来ないじゃんバグか? とか思ってたらイベント来週だったしまたポケスリの話でもします。

 20231125_案の定概算機が結構間違っていたので修正。きのみの個数が二重算入されていたりその他細々とした部分含めて派手に間違っていた。

前置き(言い訳)

 本記事の内容はブルアカ同様自前の概算機を使って計算しているが、一応1年弱ぐらいかけて何度かブラッシュアップや検算を行なっているブルアカ版と違い、ポケスリ版は文字通り一朝一夕で作った代物なので大幅に間違っている可能性が極めて高い。ROUNDまわりも正直適当。

 なお、ゲーム内で明らかになっていない各ポケモンの食材おてつだい確率やスキル確率については某検証サイトで公開されているものを剽窃した。

 そもそも自分はLv.30越えのポケモンデンリュウぐらいしかいないエアプなので参考にはならない。

考え方①:有無の比較

 下表はきのみの数SありのカメックスLv.30の1日当たりの獲得エナジー量の期待値(ひとまずげんき補正はなし)。

きのみの数S 種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 2 63 47.54 12258.06
Lv.1食材 モーモーミルク 2 196 8.99 1762.04
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 453 13.48 6106.44
Lv.60食材 マメミート 7 721 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864.4 0.73 2091.012
- - - - 合計 22217.552
- - - - 数/個(期待値) 2.92

 結果だけ出力してもよいのだが、概算機が間違っていた場合にせめて見る側でそれが判断しやすいように表も載せておく。がさばるので無し版の表は省略。なしの合計エナジー獲得量は13024.0121.7倍。あるよりはない方がいい。当たり前か……。

考え方①:有無の比較(修正後)

 20231125_上記の内容は誤った計算に基づくものであったため同条件で再計算(とはいえ今回の内容が正しいとも限らないが……)。

  種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 2 63 47.52 2993.76
Lv.1食材 モーモーミルク 2 98 8.98 880.04
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 151 13.47 2033.97
Lv.60食材 マメミート 7 103 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864 0.73 2090.72
- - - - 合計 7998.49
- - - - 数/個(期待値) 2.91

 サブスキルなしの場合のエナジー獲得量/日は6501.61。1.23倍。誰だ1.7とか言ってた奴は……。

考え方②:他のサブスキルとの比較

 食材タイプにとって有益そうなのは「おてつだいスピードM」と「食材確率アップM」。という訳で下表。

おてつだいスピードM 種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 1 63 27.64 3563.45
Lv.1食材 モーモーミルク 2 196 10.45 2048.2
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 453 15.67 7098.51
Lv.60食材 マメミート 7 721 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864.4 0.85 2434.74
- - - - 合計 15144.9
- - - - 数/個(期待値) 2.24
食材確率アップM 種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 1 63 20.54 2648.09
Lv.1食材 モーモーミルク 2 196 12.22 2395.12
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 453 18.33 8303.49
Lv.60食材 マメミート 7 721 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864.4 0.73 2091.012
- - - - 合計 15437.712
- - - - 数/個(期待値) 2.13

 見にくい。

 単純なエナジー量自体の比較はきのみS/おてスピM/食材M=22217/15144/15437できのみSの圧勝。ただし集めてくる食材数に関しては22.47/26.12/30.55と、げんき補正なしの時点でかなり差が出る。

考え方②:他のサブスキルとの比較(修正後)

 20231125_こちらも修正。

おてつだいスピードM 種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 1 63 27.63 1740.69
Lv.1食材 モーモーミルク 2 98 10.44 1023.12
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 151 15.67 2366.17
Lv.60食材 マメミート 7 103 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864 0.85 2434.4
- - - - 合計 7564.38
- - - - 数/個(期待値) 2.23
食材確率アップM 種類 個数/レベル エナジー 数/日(期待値) エナジー/日(期待値)
きのみ オレンのみ 1 63 20.53 1293.39
Lv.1食材 モーモーミルク 2 98 12.21 1196.58
Lv.30食材 リラックスカカオ 3 151 18.33 2767.83
Lv.60食材 マメミート 7 103 0 0
メインスキル 食材ゲットS 6 2864 0.73 2090.72
- - - - 合計 7348.52
- - - - 数/個(期待値) 2.12

 さらに見にくくなった。

 きのみS/スピS/食材M=7998.49/7564.38/7348.52。サブスキルなし(6501.61)と比べてそれぞれ1.23倍/1.16倍/1.13倍。

考え方③:所持数の圧迫

 情報収集をしていないので主流の考え方がわからないが、とりあえず「朝起きてげんき100%の状態からスタートし、8.5時間眠る」という仮定で200分×60秒×2.2倍+200分*60秒*1.9倍……+640分*60秒×1倍=123600秒に設定。

 計算式的には働くスピードが速くなる現象を働く時間の方を増やすことで再現したもの(文章にすると地獄みたいな仮定)。この逓減モデルで計算した場合の1時間当たりのきのみ+食材合計の獲得数の期待値は4.17となる。サブスキルなし/おてスピM/食材Mの場合は2.76/3.2/3.05ゼニガメから進化させたカメックスの最大所持数27を6.47時間でいっぱいにする計算。

 6.47時間以内に一度回収すればいい話ではあるが、この時間はレベルの上昇や他のサブスキル、ヒーラーを編成することでげんき補正に上方修正がかかることによるおてつだいスピードの向上や、料理によるげんき回復システムの実装、Lv.60食材が開放されることなどでさらに短くなる。

 ちなみにここから下も細かい部分で大勢に影響はなさそうなので割愛。

結論:きのみの数Sは付け得サブスキル

 きのみ獲得量が1.5~2倍になるスキルが弱いはずがないのはこんなしょうもない記事を書くまでもなくわかりきった話。記事を書きたい気持ちはあるけどブルアカネタないしな、というモチベーションで作った記事なので仕方ない。

 また、今回はなんとなくカメックスで作成したが、ポケモンのパラメータにより当然結果は異なるので注意。きのみを持ってくる確率が高いポケモンほど恩恵が受けられるのはもちろんのこと、食材タイプと違って入手食材数が1のスキルタイプについては、獲得エナジーに着目した場合の差はより顕著になると思われる。

おまけ:きのみの数Sと相性が悪いポケモン(個人の感想です)

 以上のことを踏まえるとだいたいこんな感じになると思われる。

・最大所持数が少ない

 きのみの数Sの唯一にして最大のデメリットは所持数の圧迫であり、きのみが圧迫されることで食材が集められない・スキル抽選回数が減ってしまっては元も子もない。そういう意味で最大所持数が少ないポケモンとは明確に相性が悪い。

・食材おてつだい確率が高い

 あくまで相対的な話だが、きのみの数Sのスキルがついていてもきのみを持ってくる回数が少なければ得られる恩恵は少なくなる。食材おてつだい確率アップのサブスキルやせいかくのついているポケモンも同じ。

・入手してくるきのみのエナジー量が少ない

 これも相対的な話だが、ヤチェのみであれば35×2=70なのに対しラムのみは24×2=48で1回あたり22もの差が生じる。さらにきのみエナジーの低いタイプのポケモンはおてつだいスピードが早い傾向があるらしい(というよりは両者の格差をスピードで埋める設計にしたと思われる)ので、所持数圧迫の問題にも直面しやすくなる。

・食材(スキル)目的で編成している

 繰り返しになるがきのみの数Sの副作用で本来の目的である食材集めやスキル発動に支障が出ては元も子もない。

 逆の言い方をすると、所持数圧迫の問題はあくまで「本来の魅力である食材入手数・スキル発生効率が損なわれる恐れがある」ことに帰結するため、そもそもそこに魅力がないポケモンであれば問題はない、という意味になる。食材やスキルで勝負するタイプなのにそこに魅力がないポケモンをそもそも編成すべきなのか、という点については割愛。