ブルーアーカイブのブログ

個人的な備忘録用です。

生徒:カスミについて(20231001時点)

 2PUで一回PUが引ければ勝ちという風潮。

基本情報

フルネーム 鬼怒川カスミ
役割 STRIKER
ポジション MIDDLE
クラス

アタッカー

武器種 HG
遮蔽物 使う
攻撃タイプ

振動

防御タイプ 重装甲
所属 ゲヘナ(温泉開発部)

 ゲヘナが誇る無法集団温泉開発部の部長であり、肩書に相応しく現役(?)の指名手配犯。

 アビ夏やメインストーリーの最終編にも登場したが、ガチャ実装と同時に開催されたストーリーイベント「TRIP TRAP TRAIN」のメインキャラクターとしてさらに詳しくその人となりが描かれることとなった。ゲヘナ生らしく自身の欲求に忠実で、歯に衣着せぬ言動が目立つ反面、他者や状況の機微を読み取りそれを利用する思慮深さや洞察力も併せ持つ怪人物で、ことあるごとに発する高笑いが非常に魅力的。

 固有武器名は「レッド・レクター」。直訳で「赤い学長」、苛烈な指導者であるカスミらしいといえばらしいネーミングだが、同時に実装されたイチカの固有武器名が「レッド・ドラゴン」なのもあいまり某脳みそを食べる人の方を連想してしまう。

 攻撃タイプ:振動、防御タイプ:重装甲の組み合わせは同時に実装されたイチカ、どころか既存の振動タイプアタッカー全員とおそろい。市街地が得意という点も共通しており、カスミとハナコ(水着)に至っては防御力デバフ持ちという特徴まで同じ。色々勘繰りたくなるところではある。

ステータス

HP 29642 攻撃力 2819 防御力 102 治癒力 5773
命中値 104 回避値 1053 会心 208956 会心ダメージ率 200%
安定値 956 射程距離 550 CC強化力 100 CC抵抗力 100
コスト回復力 700 市街地 S(SS) 屋外 屋内

 値は★5・Lv87の基本ステータス。絆ボーナス等はなし。

 攻撃力はSTRIKERのアタッカー68名中57位と控えめ。命中値も51位と不安の残る数値。反面HPと回避値は高めだが射程は550と短く、被弾のリスクも相応。全体的にHGらしい性能。

 装備はグローブ・ヘアピン・腕時計。グローブは命中値を補強できるのでありがたい。

スキル

EXスキル:「ジャイアントヒール・クラッシュ」
COST:4

円形範囲内の敵に対して、防御力を33.5%減少(25秒間)/攻撃力の432.5%分のダメージ

 巨大な削岩機を降らせ、範囲内の敵に防御力デバフとダメージを与えるEXスキル。さらにSSの効果により、EXを3回発動するごとに温泉が湧き出るエフェクトが追加され、1204%の追加ダメージが発生する。

 既存の振動タイプアタッカー達のEXとの比較が下表。

生徒名 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 ダメージ/COST COST 地形
ハナコ(水着) 176,053 458,606 229,303 2 最大
イチカ 364,285 706,719 117,786 6 最大
モミジ 240,262 466,107 116,526 4 最大
カスミ[SSあり] 201,819 427,861 106,965 4 最大
カスミ 53,346 113,094 28,273 4 最大

 対弾力装甲想定。とりあえず支援値や他者からのバフはなし。

 素の威力ではSS発動時でもモミジやハナコ(水着)を下回るという結果に(正直悲しい。概算機の間違いではなかろうか)。カスミがPS以外自己バフを持っていないせいもあるが、やはりどうしても攻撃力の低さが足を引っ張る。3回に1回しかSSの追加ダメージが発生しないという仕様もアコ・ヒマリとの併用を難しくしており、メインアタッカーとしてワントップで活躍するのは難しそう。

 というわけでもう一つの特徴である防御力デバフに活路を見出したい。現時点では範囲に対して防御力デバフを付与できるEXを持つ生徒はアスナ(バニーガール)の24.6%、ミネの13%(対中型時32.5%)、ナギサ(対装備限定)の40.2%のみ。BGアスナ・ミネには倍率と使いやすさ(BGアスナにはコストで、ミネには範囲指定の自由さで)、ナギサには汎用性で勝っており、効果時間も25秒間と悪くない(ただしミネについてはNSでも防御力デバフを付与できる)。もっとも範囲防御力デバフが活きる場面は現状やや限定的ではある。

ノーマルスキル:「大切なメッセージだよ」
35秒毎に、円形範囲内の敵に攻撃力の432%分のダメージ

 アタッカーによくあるダメージ系のノーマルスキル。威力はEXとほぼ同等。

パッシブスキル(+):「狂人の戦略(+)」
会心ダメージを3800増加/さらに)会心値を26.6%増加

 PS時点では会心値が、PS+まで開放すると会心ダメージ率が増加。

サブスキル:「ドリルの音は止まったのか?」
Exスキルを3回使用する毎に、攻撃力の1204%の追加ダメージ

 Ex発動時に追加ダメージを発生させるサブスキル。

 EXスキルの項で触れたので割愛。3回に1回しか当たりを引かないのは高いのか低いのか。

コンテンツ別の印象(個人の感想です)

任務

 範囲アタッカーとしては及第点。ただし命中値の低さと射程の短さには注意。

指名手配/拠点防衛/クレジット回収

 タイプ相性的に目立って噛み合うコンテンツはない。

学園交流会

 同上。

総力戦&大決戦(Insane以上)

 現状の総力戦では対複数&高防御力の「ペロロジラ」との相性がよい。主戦アタッカーとの比較が下表。

生徒名 EXダメージ(非会心 EXダメージ(会心 EXダメージ(期待値)/COST 地形
ハナコ(水着) 42,969 203,064 101,532 屋外
カスミ(SSあり) 74,941 314,282 78,571 屋外
カリン(バニーガール) 73,356 282,469 40,353 屋外
ヒナタ 37,088 197,498 32,916 屋外
カスミ 19,808 83,073 20,768 屋外

 今回は屋外&アコ・ヒマリ想定。味方の火力も底上げできると考えれば決して悪くはない……ものの、攻撃範囲等の関係上、HIT数ではBGカリンやヒナタに軍配が上がると思われるため、あくまでデバフ要員兼サブアタッカーといったところか。カヨコ(正月)の恩寵を得られないという割と致命的なディスアドバンテージもある。小ペロロのタイミングでSSが出せるよう調整するみたいな使い方ができると面白そうではあるが……。

 大決戦まで範囲を広げると防御力デバフ要員として「ヒエロニムス」、「グレゴリオ」での起用があり得る。特に対軽装備以外のヒエロニムスではナギサ様が無用の長物と化し、ノア、シロコ、ヒヨリぐらいしか実用的な防御力デバッファーが残らないため、Torment攻略でならば対特殊装甲はもちろん対重装甲でも起用の余地は十分ある。

 「グレゴリオ」に関しては範囲攻撃・防御力デバフの有効性に加えてデバフ自体もギミックに組み込まれており、防御タイプ的にも好相性……と見せかけて、敵の回避値が高い等不安材料も。

合同火力演習

 防御力デバフが活きる場面があれば別だが基本は凡庸な範囲アタッカーにすぎない。とはいえ攻撃タイプ:振動の層の薄さが解消されるまでは対弾力装甲相手の出番は見込めそうではある。

戦術対抗戦

 SSが乗らないEXは屋外だと重装甲どころか等倍のシュンすら倒せるかどうかといったところ。生存力はそこそこ高いが、射程が短いためタンク狙いの範囲攻撃に巻き込まれやすいのも辛い。配置の関係で伏兵的な役割を果たす可能性もあるにはあるが、正攻法だと正直適性は低そう。

全体的な印象(個人の感想です)

 高倍率の追加ダメージSSに目がいくが、そこを加味しても対集団アタッカーとしてのポテンシャルはそこそこ程度。実際には範囲防御力デバフの方が活躍を左右しそうな印象。

 その場合、懸念されるのがミネの存在で、EX単品ではカスミに分があるが、NSまで含めるとミネの方が上。火力ではさすがにカスミが勝るが、ミネはタンクなので防御タイプの相性が悪い相手でも多少は無理が利き、移動等の小技にも長ける。無論敵が中型以外ならばカスミに軍配が上がるのだが、「超大型or大型or小型」「高防御力」「集団」という組み合わせが成立する敵というのがちょっと想像がつかない。戦車の大群とかを相手にするのだろうか。

 ひとまず対弾力装甲のコンテンツ待ちだが、ハナコ(水着)のような突出したスペックは正直感じられないので、範囲攻撃・範囲防御力デバフという両輪がうまくハマる環境に巡り合えなければ器用貧乏で終わる可能性は大いにある。とはいえ振動タイプについてこれだけ統一感を出してきているので、それなりの出番は用意してもらえると思いたい。

 時期的にも、例年の傾向から言えば10月は限定WPU、11月は強力な生徒のガチャが来る可能性が高く、このタイミングで石を浪費するのはかなりリスキー。自分は元モルモットの血が騒いだので引いた。