時機を逸しているし内容も拙いものだがどうしても記事にしたかったので……
基本情報
フルネーム | 猫塚ヒビキ |
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役割 | STRIKER |
ポジション | BACK |
クラス | アタッカー |
武器種 | MT |
遮蔽物 | 使わない |
攻撃タイプ | 爆発 |
防御タイプ | 軽装備 |
所属 | ミレニアム |
ヒビキ待望のSTRIKER化。
爆発属性・軽装備の組み合わせはアル、ムツキ等ライバルが多いものの、他にはない強みがあるのも確かなので活躍の場はきっとあるはず。
また、武器種MTは現状ヒビキ(通常/応援団)のみ。武器の仕様上当然と言えば当然だが攻撃一発ごとにリロードする必要があり、モーション自体も非常に遅い。迫撃砲なので通常攻撃が範囲攻撃となっており、範囲自体もGLやRLと比べても広いように感じられる(個人の感想です)。
ステータス
なんといっても特筆すべきは攻撃力の高さ。中途半端な条件での比較になってしまうが、これまでもっとも攻撃力の高かった生徒(多分……)であるミサキの★5・Lv80時点での素の攻撃力が6879、次点のアリスが5273であるのに対し、同条件でのヒビキの攻撃力は8255。無論スキルや装備、更には装弾数やモーションの兼ね合いもあるので単純な比較はできないが、ひとまずアタッカーとして攻撃力は高いのは喜ばしいこと。
また、射程距離が850であり、EXスキル使用時のシュンを除けばストライカーとしてはアリス、ミサキと並んで最長値。戦術対抗戦においては前衛生徒を狙った範囲攻撃の巻き添えになりにくいのでプラスだが、他のコンテンツ、特に総力戦などではホシノ(水着)のEXスキルの範囲内に入れるかどうかで評価がかなり変わってきそうな気はする。
装備はグローブ・ヘアピン・時計。
地形適性は市街地B、屋外C、屋内Aだが固有3まで開放すると屋外がAになる(★2のキャラと同等になる)。
スキル
EXスキル:「少し熱いかもしれない」
【コスト7:円形範囲内の敵に攻撃力の107-140%分のダメージ/攻撃力の29.9-47.9%分の応援の熱気持続ダメージを付与(120秒間)】
持続ダメージは4秒ごとなので合計ダメージは140+47.9*120/4=1577%。攻撃範囲もかなり広いものの、コスト7は懸念材料。
下表は現状ダメージソースとして活躍している主な爆発属性生徒のEXと比較したもの。
生徒名 | 倍率 | コスト | 1コスト換算 |
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ムツキ | 2334 | 4 | 583.50 |
アズサ | 2023 | 5 | 404.60 |
サオリ | 1275 | 4 | 318.75 |
アル | 1075 | 4 | 268.75 |
ヒビキ(応援団) | 1577 | 7 | 225.28 |
ヒナ | 1208 | 7 | 172.57 |
※小数点3桁以下は切り捨て。ムツキは3ヒット想定。
範囲攻撃かつ、ヒビキ自身の攻撃力の高さ(上位3名の2~3倍ほどはある)を鑑みれば十分実用的な値。手持ちや育成度合い次第では対単体としても運用できる馬力はある気がする。とはいえ、7コストの取り回しの悪さや持続ダメージの性質上、瞬間火力に欠ける点には注意が必要。
雑にまとめると高コスト広範囲高火力のロマン砲であり、基本的に真価を発揮するのはHPの高い敵が複数登場する局面ということになる。
なお、熱気持続ダメージは悪寒と同様状態異常扱いであり必中。反面、会心は発生しない模様。一応試したが熱気持続ダメージの重複はしない(悪寒との重複はする、悪寒は悪寒同士でも重複する)のでウイのEXスキルでコストを軽減する意義は薄いか。
ノーマルスキル:「この声が届いたなら」
【40秒毎に、攻撃力が最も高い味方と自身の攻撃力を15.5-22.5%増加(30秒間)】
合計45%の倍率は優秀だが、40秒ごとで初動が遅いのが難点。同じくNSで攻撃力バフを持っているセナとセリカ(正月)とは効果時間が似通っている上に味方へのバフ部分については上書きの関係にあるので注意(ヒビキ自身へのバフとは重複可能)。「攻撃力が最も高い味方」指定なので、望む生徒にバフがつくよう編成時に気を付ける必要がある。
パッシブスキル(+):「情熱は十分(+)」
【(攻撃力を791-1503増加/さらに)攻撃力を17.9-34%増加、会心ダメージ率を11.2%減少】
ホシノ(水着)に次ぐ複合パッシブスキルだがこちらは片方がデバフ。通常のPSは26.6%でこちらは合計22.8%なのでなんとなく損している感じがする。とはいえ先述のとおりヒビキは攻撃力が非常に高く、EXスキルの持続ダメージには会心が発生しないことを鑑みると、長所を伸ばしてくれる本スキルとの相性は総合的には良好なはず。固有2開放時に伸びるパラメータは攻撃力。ステータスの基礎値が参照されるためか数値がかなり大きい。
サブスキル:「なんだか少し恥ずかしい…」
【敵を攻撃した時、攻撃力の3.4-6.4%分の追加ダメージ/敵との距離が遠くなるほどダメージ量が増加し、近くなるほど弱くなります(最大で2倍、最少で0.5倍)】
正直よくわからないスキル。「1体でも敵が近くにいると効果が落ちる」という訳ではなく、敵ごとに個別に距離を参照している模様。能動的に近づいてくる敵や移動スキル等でこちらから不用意に近づかないかぎりある程度機能する気はする。また、従来の追加ダメージと同様会心が発生し、EXで付与できる熱気持続ダメージに対しても効果を発揮する。
活躍が期待できるコンテンツ
現状では総力戦「KAITEN FX Mk.0」のカイテンジャーフェーズと戦術対抗戦が有力。
とはいえ、市街地はアルやヒナなど適性S以上のライバルが強力で、屋外は固有3まで上げない限り適性C。屋外適性A以上の爆発ストライカーは層が薄いので固有3まで上げられれば活躍が見込めそうだが、それ以外の条件で最適解に入れるかは微妙なライン。EXスキルの項に掲載した表の数値が単純計算で5倍になると考えれば地形適性のハンデを加味してもなかなか強そうな気はするが……。射程の長さが仇になりホシノ(水着)の範囲に収まらないのではという懸念もある。2~3部隊目なら十分採用圏内。
戦術対抗戦では広範囲のEXと範囲型の通常攻撃で後衛キラーとしての活躍が期待できるほか、必中持続ダメージにより神秘装甲以外の回避タンクへの突破口にもなりうる。もっとも相手のシュンのEXが発動すると真っ先に狙われるうえ、回避値も低く遮蔽物利用もできないため生存は絶望的。現在の市街地環境ではシュン、アル社長等ライバルも多く、あくまで選択肢の一つという程度にとどまる。ただし、今後生徒が密集しやすい地形が来れば広範囲のEXが猛威を奮う可能性はある。
総評(個人の感想です)
先に断っておくがヒビキは個人的にSTRIKER化を最も望んでいた生徒であるため色眼鏡で見ている可能性が高い。
攻撃力バフや追加ダメージなどアタッカーとしての勘所はしっかりと押さえており、配布キャラとしては十分すぎるスペック。
ただし、EXはコスト的にも持続ダメージの仕様的にも連発できる性能ではなく、NSも自分+味方へのバフスキルであるため、性能を最大限活かすなら強力なEXスキルを持つ別のアタッカーと同時に編成するのが望ましい。装甲属性が同じで範囲攻撃持ちかつ攻撃力の高いアルとは特に相性がよいはず。
他の生徒たちと比較すると、そもそも爆発アタッカーは範囲攻撃が可能で豊富な自己バフにより置物性能も高いアカリ・ヒナ、範囲単体どちらにも強いアル・ムツキ、単体特化のアズサ・サオリ、EXが低コストでサブアタッカーとして編成しやすいシロコ・セリカなど、役者が揃いすぎるほど揃っており、しかもレアリティが低かったり、HARD周回で神名文字が入手出来たりと育成難易度の低い生徒が多い。
ヒビキ(応援団)は範囲攻撃と高火力を併せ持ち、総合的なパワーでは紛れもなくトップクラスだが、両方を遺憾なく発揮できる場面は現状では限られているため、最終的には瞬間火力の低さや7コストなど、取り回しの悪さに目が行く形となる。比較的層の薄い屋外に活路を見出したい。
ただ、視点を変えれば一人で範囲攻撃も対ボスも担える生徒(そういう意味では通常ヒビキに近い)ということであり、所属生徒が少なく、育成素材も限られている新任の先生にとっては心強い味方になるはず(なおミレニアムのBD・ノートも埴輪・鉱石も枯渇することに定評がある素材なので育成は自己責任でお願いします)。
全体的にネガティブな内容が多めになってしまったかもしれないが、弱い生徒だとは全く思っていないので重点的に育成していきたい。